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関東で装備やってます。PJメインで他にODAとレンジャー。完全再現を目指したいけどお金がない…。
サバゲ―はあんまり行きません。タイミングなくてお座敷で満足しています。
現代であればミリタリーネタ全般好きです。

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Posted by ミリタリーブログ at

2020年04月18日

24th STS その2

まーさかその2を書く日が来るとは思わなかった。しかもこんな短期間に。
最近空軍はリクルート強化してるんですかね?確かにデルタやDEVGRUはミリタリー界隈でも知名度ありますけど、空軍なんて戦闘員がいることすら知らない人多そうだもんなあ。


ということで今回は24th STSのお話です。しかもDVIDSに写真載っているんだから驚き。詳細はこちらから。
一応説明文では「Special Tactics operators」としか書いてないので公式が24thと認めたわけじゃないんですが、写真見たらすぐ分かります。
DVIDSに写真が載ると何が良いって超高解像度のデータがそのまま貰えるんですよ。だから細かいとこまでしっかりと写っていて非常に参考になりますね。


まあ写真がブレてたら何の参考にもならないんですけど!!!!ワンコ撮った写真かよ…。
ただこの写真でも分かることはあります。例えば左の隊員が持っている銃HK416っぽいなとか。

なんか分身してて笑ってるんですけど。この写真もHK416っぽい物持ってるのが分かります。

答え合わせの時間です。はい、ばっちりガイズリー付きのHK416ですね。装備見ていきましょう。
手前の隊員から。マリタイムは前回のようにAOR1ではなく普通のTAN。HEL-STAR 6そこに付けるの?
プレキャリはJPC2.0。新型NEXUSに、マグポーチはタブの形からしてTYRのCombat Adjustable。横にサイドプレートポーチとBFGのダンプポーチ。背面はフラバンポーチですかね。服は上下G3です。
HK416はガイズリーの黒、CTRストック、ガイズリーチャーハン。レーザーがLA-5じゃなく後継機種のNGALです。ライトは多分M600、サプレッサーもシュアファイアです。スリングはVTAC。
中央の隊員、コンシャツが恐らくアークテリクスのAssault Shirt AR。JPC2.0の横にスモークグレネードとEAGLE SAW200rdポーチ(?)。TYRガンファイターベルトに6354DO。空軍で6354DO持っているのはまだ24thだけだったはず。
HK416のオプティクスがMicro T-2になっています。流石にEoTechはもう使わないか?
左の隊員は腰にLBTのブロウアウトです。これも結構人気です。

右のドア蹴り上げている隊員ですが、このプレキャリもしかしてLBT6094か??久しぶりに見たぞ、まだ現役だったのか…。しかも24thで使っているとは。背中は下のGPポーチがTYRっぽいということ以外さっぱり分かりません。
腰はRoninのSENSHI beltに右から6354DO、EAGLEキャンティーン、CATポーチ、LBTブロウアウト、ParacleteNVGポーチ。
その左の隊員のヘルメット、AOR1のマリタイムです。24thお気に入りですね。

右の隊員、ヘルメットがバリスティックです。24thでも使っているんですね。ヘルメットカバーはOpsCore。
JPC2.0の背中は恐らくSOURCE TacticalのRazorハイドレーションポーチでしょう。ダンプポーチはMaxpedition。
HK416のAimpointマウント、ゴールドっぽい色が見えるのでGeisseleのSuper Prcisionマウントです。ほんとガイズリー大好きですね。
服ですが、色とフードの形から恐らくBeyond A6 Rain Jacketだと思います。お値段600ドル超え、アークテリクスに迫る高級品です。
左の隊員はJPC2.0の胸にKagwerksっぽいマウントを付けています。空軍はジャガーノート一択だと思ってましたがそうでもないようで。

Mk46 mod1を構える。意外や意外。SMU系でSMG使ってるのあんまり見たことない気がします。
この隊員の服はうーん…アークテリクスのAlphaな気がしますが、ちょっと自信がない。もしAlphaで合ってたとしても現行ではなく、一個前の世代のやつでしょう。
前のポーチにFX弾の箱を入れています。実銃で撃てるペイント弾ですね。たまにプレキャリに青い汚れが残ってるのはこいつの跡です。

暗すぎてよく見えませんが、3連マガジンポーチの上に更にダブルテンスピードです。
HK416のサプレッサーがTANなのは24thにしては珍しい。みんなこれでもかってくらい黒で統一していますからね。デルタと見分けがつくので良い事ですが。

特にコメントはありませんがカッコよかったので。あ、上でMk46構えている隊員バリスティックです。


という感じです。いやあ高解像度データ最高。HK416がばっちり写ってました。
前にも書きましたがHK416は黒統一が必須です。ストック、サプレッサー、オプティクス全部黒に統一しましょう。TANを使っていいのはレーザーとライトだけです。それとCTRストックも必須みたいです。クレーンの使用例が泣きたいレベルでないので。
プレキャリは今回JPC2.0に統一でした(LBTがいたの忘れてた)。AVSくらいまだ使っているとは思いますが、JPCはもう交代か?

724STGはこれからもこの積極姿勢を貫いていって欲しい。SMUの中で唯一公式が出す写真です貴重ですよ。
これからもこんな感じの写真を期待しています。

それでは。











そういえばこれ、別のSoutern Strikeの演習映像なんですけど、GPNVGに見えません?この隊員は一体どこの所属なんでしょうねえ…。
  


Posted by POPE at 11:00Comments(2)ミリフォト

2020年04月11日

Invincible Sentry 2020

CIFってCRFに名称変更してたんですね。
実際の任務を考えればCrisis Response Force(危機即応部隊)の方が確かにしっくりきます。でもCrisis Responseって海兵隊にもありましたよね…。あと今は廃止されましたが陸自の中央即応集団もCRFって名前でした。
まあCRF廃止されるらしいんですけど。



さてそんなCRFが2月に演習した時の写真が公開されました。詳細はこちら
ウズベキスタン国家警備隊と共同訓練していたそうですけど、何でしょうね国家警備隊って。国家憲兵みたいな感じですかね?
中央軍のSOCCENTのアカウントから写真が投稿されているので参加したのは3rd SFGだと思っているんですが、ちょっと確証がないです。


早速ですが右の隊員のヘルメット、Team WendyのExfil LTPです。バリスティックではないOps Coreのカーボンみたいな立ち位置。
ヘルメットのパッチはNous Defionsのマークが入っています。いわゆるCIFパッチのやつですね。そして胸元にご注目。陸特お気に入りのKagwerksですが、中に入っているスマホがGalaxyではありません。iPhoneです。Xシリーズなのは間違いないんですが、もしかしたらXs MAXかもしれません。画面大きいほうが使いやすいでしょうから。あとケース自体はKagwerksではなく、違う他メーカーの物ですね。モールアダプターだけ流用しています。


典型的な陸特装備ですが、左の隊員はAP-PPEを着用。後ろにC420PAPRを背負っていますが、ガスマスクは付けていません。銃はガイズリーMk16、ようはURG-Iです。
右の隊員はFM53を装着、服は一般的な化学防護服でしょう。ヘルメットがバリスティックなのが気になる。と思ったら、ホルスターにご注目。収まっているのはP226です。貴様海軍だな?
よく見たらヘルメットカバーの下の色、AOR1です。ハイダーも他のODA隊員がSF4Pなのに対して、純正のナイツ。たぶんアタッチのNAVY EODの隊員だと思います。

この写真の右から2人目の隊員もNAVY EOD。上の写真とは別の隊員です。こちらはAVSですね。
化学防護服やサイドアームが違うのもそうですが、ほとんどの陸特隊員がAimpointの中EXPS-3だったり(左の隊員もEotechですけど)、バリスティックヘルメットだったりと、色々差異が見受けられます。
あとNJPCもそうですけど海軍系はCryeのフラップマガジンポーチを好んで使っている感じがします。

手前の隊員のMk18 mod1についているオプティクス、Micro T-1です。T-2はよく見るんですが、T-1は珍しい気がします。
背中のPAPRを収めているのはTYRのバックパネル。最近Cryeのバックパネルの使用例も多くなってきましたが、PAPR用のバックパネルをCryeが製造していないせいか、こういうCBRN状況下ではTYRの使用例が圧倒的です。


左の隊員は一つ前の写真で奥にいた隊員と同一人物。AVSの前面にTYRのトリプルマガジンポーチ、更にBFGのテンスピードもトリプルで装着。テンスピードの中に入っているのは全部フラッシュバンですね。
右の隊員もJPC前面のテンスピードにフラッシュバンを入れています。もうフラッシュバンポーチは使わずにテンスピードに入れるのがトレンドなんですかね?

先の右の隊員と同一人物です。テンスピードが空なのでフラッシュバンを使ったか?まあ別の日という可能性もありますが。
ヘルメットにまたNous Defionsのパッチ。左肩に付いているのは本演習の記念パッチです。
銃がまた特徴的ですね。Aimpoint Micro T-2にVortex VMX-3Tを組み合わせています。
ストックはDaniel DefenseのCollapsible Buttstock。DDストックも作ってたんか…、初めて見た。
セレクターをアンビに、チャーハンも変えてんのか、何だこれ。模様的にガイズリーのどれかでしょう。

さて、レイルですがこの写真だとちょっと分からん。なので別の写真を引っ張ってきます。
はい、別の日ですが同じ隊員です。BCMのマークが見えます。keymodなのでBCMのKMR ALPHA9です。
なーんかグリップも変えている感じがしますがもう疲れたので触れません。カスタムしすぎなんじゃ。
ちなみにこの靴は恐らくLa SportivaのStream GTXです。

さてこちらの隊員はURG-Iを所持。AVSの前面にはこちらもフラッシュバンポーチ。TYR製かな?
6354DOに入っているグロックにはマグウェルが付いてますね。

この写真の右の隊員もURG-I。
左と中央の隊員が装着しているように、テンスピードは横に付けるのが人気です。ゴムの力がそれなりにあるおかげで、マガジン以外にも色々入れておくのに便利なんでしょう。フラバンポーチを買うよりテンスピードで代用しちゃったほうがそれっぽく見えるかもしれません。

それでもちゃんとフラバンポーチを使っている隊員はいます。こちらの隊員は背中にフラバンポーチを2つ。
左脇のテンスピードにはKDUとケーブルを入れています。無線機2台持っているので指揮官クラス?CCTってことはないと思います。

みんなNous Defionsパッチを貼っています。中央の隊員のPMAG、長いのでたぶん40連のやつです。しかもヘルメットは黒。俺は他とは違うぞ感出しています。

こちらの中央の隊員もEODです。ACのフィールドシャツとは珍しい、今はもう買えません。EODでも既にJPC2.0使ってるんですね。
左の隊員のパンツはマルチカムArid。右の隊員はスコーピオンW2か?やっぱり並ぶとマルチカムとの違いが明確です。
たぶんこの人冒頭2枚目のEODと同一人物な気がします。

こちらの隊員、胸元のKagwerksの中身はGalaxy Note9です。iPhoneと言いもう何でもありですね。
それとグロックにサイトが付いています。RMRだと思いますが、グロックのリアサイト潰している気がします。マルイのマイクロプロサイトを付けるのと同じ要領です。
このタイプで良い人はマイクロプロサイトを付ければいいんですが、自分はリアサイトを潰すことなくRMRを付けたい人間なので、MOSタイプのグロック19を出してくれないとサイトが付けられません。マルイのグロック17 gen4はどうなるんでしょうかねえ。


ちょっとまとまりがない感じですが以上です。
やっぱりEODもちゃんと来るんですね。最近あんまりアタッチの姿を見ていなかったのですが、安心(?)しました。特にCBRN状況下だとそれの対応とかもEODの任務に含まれているのかもしれません。

というか編成が分かりそうな写真がありました。これから推察するにODA3人とEOD1人が1ユニットという形ですかね。
手前のユニットは車両に1人残っているのでODA4+EOD1という編成の可能性もあります。

それとCRFにもしっかりとURG-Iが配備されていました。まだ11.5インチの配備が開始されていないので、CQB任務系が多いCRFには配備されないのかと思っていましたが、普通に使っていましたね。意外と言えば意外。

早くTYRのジップパネル買おうと思います。PAPR用のはしばらくいりませんが。
それでは。
  


Posted by POPE at 19:31Comments(0)ミリフォト

2020年02月18日

SCAR-Lの亡霊

旅行予定潰されてクッッッッソ暇なので書きます。


ODAはどちらかと言えばカチコミよりも敵勢力支配域でのゲリラ支援みたいな主任務ですが、CIFに代表されるようにCQBからの人質救出等ガチ戦闘任務も当然やります。そしてそのための訓練もしています。


ということで今回は、かなり前ですがドイツで行われた10thのCQBトレーニングを見ていきたいと思います。詳細はこちら


ルームクリアリング。それぞれ別々の方向に銃を向けていますが、どの順番で入ってきたんでしょうか。動き的に左右中央かなあ。
右の隊員にご注目。超久しぶりに見ましたCrye AirFrame。あの野心的な設計が結局仇になって見なくなったとか言われていましたが、意外にも残っていました。しかもキャリアはCPCです。特殊すぎますねこの人。背中はCryeのPack Zip on Panelの初代に330Dハイドレーションポーチらしきものを挟み込んでいます。仕舞にはACコンシャツコンパンです。2014年辺りからタイムスリップしてきたのかな?MBAV出てきても驚きません。
中央の隊員は比較的近代的です。でもEotechが553なのは今となっては珍しい。右の隊員と比較するとここ5、6年でかなり装備が変わったんだなという事が分かります。左の隊員は最早残像なので無理です。

部屋突入前。二人ともマリタイムに上下Patagoniaなので安心しました。
左の隊員が持つのはMk46ではなくM249SPW。このモデルも弾倉は取り付けられないので、前面のテンスピードは完全に小物入れと化しています。
右の隊員はM4 FSP。モールベルトは恐らくCryeのAVS Low Profile。

たぶん上の写真の続き。狭い通路も数で押せば勝てるとばかりに並列でカバーします。それぞれ後ろの隊員が手を置いているのがいいですね、CQBの基本は前の味方を盾にすること()。やはりVliteを貼るためか全員ヘルメットにテープを貼っています。

ガナーです。上のM249SPW持っている人ですね。SMG持ってCQBとか絶対疲れるぞ。まあでも普通のミニミに比べれば短銃身だそうで、長さもFSPとそんなに変わりません。重さを除けば取り回しは悪くないんでしょう。
レンジャーのMk46もそうですけど、一般歩兵の持つミニミはモブモブしいのに、EotechやLA-5を付けると途端にカッコよく見えるのは何ででしょう。

左の隊員、AVSの脇にブリーチ用のM870ショーティーをぶら下げています。ここの場所ってアサルト構える時に邪魔にならないんですかね。
真ん中の隊員はJPC2.0。デルタや空軍は結構前から使っていますけど、ODAはここ一年で使用例が急増してきた感じがします。
ホルスターはお馴染み6354DO。そういえば6354DOにドットサイトカバーが付いた6379RDSなんて派生型が出てきたんですが、あれも使われるんですかね?

部屋にエントリーを仕掛ける隊員達です。一番右の隊員がいわゆるカッティングパイの要領で中を覗いているんでしょう。この隊員JPCにTYRのZip Panel装着しています。
そうすると一番ドアに近い隊員がブリーチャー?2番目の隊員はM249か、もしかしたらMk48かも。ポイントマンのバックアップ。やっぱりガナーはデュアルなんですね。
手前の隊員、左肩のパッチに「6Z1」って書いてある気がします。ZがMOSを表すのであれば曹長で偉いのでこの人がリーダーか?

FSPにこのLA-5の位置と持ち方、なんか既視感あるなと思ったらマリンコです。フォースリーコンがノーマルのM4にわざわざ延長レイルを増設してその上にPEQ-16A載せてました。コスタ撃ち的な持ち方がし易いんでしょうが、FSPはまだしもわざわざレイルを伸ばすほどかと思います。

今回の最大注目ポイントです。Mk17(5.56)ですよおいおい。レンジャーでは結構見かけてましたけど、まさかODAにも配備されているとは思わなかったよ。普通のMk17は使われているんですけどね。
ただ上に載っているELCANが主に7.62mm用で使われる1.5x-6xのやつなので、もしかしたら通常は7.62mmで運用されていた物かもしれません。つまりCQBの訓練するためにコンバージョンキットを使って5.56にした可能性です。まあそれでもコンバージョンキットがODAに配備されていただけで驚きですが。
さすがにもうMk16は使われていなさそう…。



という感じでした。装備の話を全然してない気がするがまあいいや。メインはSCAR-H(5.56)がODAでも使用例として存在するということなので。
あとAirFrameも意外でしたね。ステマかと思うほどCryeで固めていましたが、よっぽど好きなんでしょう。これが最後のAirFrame使用例だったりして。
以上です、それでは。
  


Posted by POPE at 13:37Comments(2)ミリフォト

2020年02月17日

防寒着

2月と言えど段々暖かくなってきた気がします。
が、そんなことは知りません。今猛烈に防寒着が欲しい。


ということでアウター特集です。
エメラルドウォーリアーという毎年恒例のAFSOCの演習がありまして、今年も1月下旬から各地の空軍基地で行われました。詳細はこちら
1月なので当たり前の様に寒いです、アラスカなんかは極寒です。必然演習に参加する隊員達も厚着になります。
なので今回は彼らが着ているアウターを探っていきたいと思います。

まずはこちら。ヒル空軍基地での演習から。
CCT。着ている服はぱっと見PCUっぽいですが、よく見ると全然違います。さてこれは何でしょう。

同一人物です。袖のベルクロの下に輝く始祖鳥のマーク。アークテリクスです。
アークテリクスLEAFのAlpha Jacket Crocodileでしょう。たぶんGen2。

お次はミシガンの戦闘訓練センター。
こちらの隊員も袖にアークテリクスの刺繍が確認できます。
これは袖のベルクロ横にジッパーポケットがないので、アークテリクスLEAF Alpha Jacket LTのマルチカム。
ちなみにパンツはアークテリクスLEAF Alpha Pantsのマルチカム。

こちらはアラスカでの訓練。
2人とも上はアークテリクスLEAF Alpha Jacket Black。
パンツは左の隊員がAlpha PantsのCrocodile。右の隊員は恐らくPatagoniaのPCU Block2 Level5 Pantsのマルチカム。

こちらの隊員もベルクロの感じから恐らくアークテリクス。たぶん上はLEAF Cold WX Jacket SVのBlack。露出しているフードは中に着ている服の物だと思います。
下はPatagoniaのPCU Block2 Level5 Pantsのマルチカム。

またヒル空軍基地です。
手前の隊員はPatagonia PCU Block2 Level3Bのマルチカム。奥はThe North Faceの恐らく民生品。探してみたんですが肩にロゴが入っている似たようなものがなく、廃盤品な気がします。

こちらは恐らくWild ThingsのECWCS Gen3 Level7 High Loft Jacket Multicam。インサレーションが入って暖かいやつですね。

BeyondのA3 Ra Fleece Coyote。PCUで言うとLevel3あたりか?色も似ている気がしますが、断然こっちのほうがカッコイイ。

これは非常に面白い迷彩をしています。KuiuのSuper Down Pro Hooded Jacket。迷彩はVerde2.0というらしいです。ダウンまで使っているとなると、暖かさ的にはPCU Level7並みだと思います。

奥は先程のWild Things。手前はジッパーのタブの形からして、アークテリクスLEAF Atom LT Jacket Black。Gen1かGen2かは正面を見ないと分からない…。

この隊員はSTSではなくSOSのパイロットなので番外編ですが、CryeのLoft Jacket Multicam。どちらもAFSOCですしSTSでも使われている可能性大です。


とエメラルドウォーリアーに参加したSTSの防寒着はこんな感じでした。陸軍はBlock2に移行したとは言え愚直にPCUを使い続ける中、空軍は金持ちなのでアークテリクスをバンバン使っています。マジで金かけるところそこか?って感じですが人間の体が一番大事なことを考えれば良いモノを買うに越したことはないのかもしれません。もちろんPatagoniaのPCUも優秀だと思います、というかどっちが性能良いのかなんて知りません。
アークテリクスLEAFはお高い代わりに日本でも容易に手に入ります。流通が少ないPCU Block2より(金を積めば)入手は簡単です。
フィールドで寒いと感じたら是非購入してください。自分は比較的安いAtomを検討します。
それでは。










これも番外編、24th STSです。右の隊員が着ているのはもしかしてTANのPCU Block2 Level5…?
  


Posted by POPE at 12:10Comments(0)ミリフォト

2020年02月16日

24th STS

お久しぶりです。

もうすっかり忘れられた感ありますが、昨年のバグダディ殺害で久々にモチベーションが上がったので書こうと思います。
今回の作戦はデルタが主体だったようで、ビンラディンの時のDEVGRUとうまくバランスが取れた感じですかね。
軍用犬が大活躍したとか、チヌーク8機デルタ70名のかなり大所帯だったとか、非常に興味深い内容ばかりです。
例によって例のごとくJSOC主導の作戦でしょうが、今のJSOC司令官は史上初の空軍出身の人なんですね。しかもSTSではなくパイロットから特殊作戦畑を歩んできたみたいです。
パイロットがカチコミ系のJSOCの指揮を執るとか門外漢では?と思ったのですが、例のよくわからないJSOC隷下のAvTEGの司令官も歴任したそうで、ガチのSMU関係の人でした。マジでAvTEGって何やってるんでしょう…。


さてJSOC関係で24th STSの話をしていこうと思います。というのもビンラディンの殺害の時しかり今回のバグダディ殺害の時もそうでしょうが、たぶん24th STSも作戦に参加しています。デルタやDEVGRUに負傷者が出た際の対応や、今回の作戦では固定翼機やヘリの航空支援も行ったそうですからCCTが火力誘導ということもあり得ると思います。


本題はここからです。中々表に出てこない24th STSですが、彼らの装備が垣間見える動画を見つけてしまいました。というか動画自体は結構前から上がっていたみたいなのですが、今更気付いたので記事にしていきます。既にご存じの方は適当に流してください。


件の動画がこちらになりますが、これ大元は724th Special Tactics Groupが公式で出している動画みたいです。この時の記事を見てもらえば分かりますが、724th STGの傘下の実戦部隊は一つしかありません。24th STSだけです。つまりこの動画に出ている隊員のほとんどは24th STSの隊員だという事です。
早速見ていきましょう。スクショからの切り取りなので画質はお察しで。

装備的にPJ。手前のD2のパッチを貼っている隊員はJPC。背中にはSKEDCOを背負っています。
奥の隊員は恐らくAVS。フラバンポーチ(?)にブロウアウトのメディカルポーチ。

こちらもPJ。ヘルメットはマリタイム。PatagoniaのコンシャツコンパンにJPCを装備。靴はサロモンっぽいですね。アサルトを背中に回していますがこれはもしかして…?

またPJ。なんとヘルメットはAOR1のマリタイム。プレキャリはAVS、ハーネス無し。ACコンシャツにG3パンツ、もしかしたらCP4FRかもしれません。

カラビナはYatesっぽいです。

こちらは対NBC環境を想定した訓練ですね。全員着ているのが恐らくAP-PPE。この時にODAが着ていた物ですが色が違いますね、今回は黒です。
ほとんどの人が背負っているのはAVONのCS-ELITE。酸素ボンベとPAPRが内蔵されている特殊作戦用のバックパックです。

今は一般向けには公開されていない製品のようで、AVONの2018年のカタログにだけ記載がありました。
右側手前の隊員もC420 PAPRは装備していますね。

当然ガスマスクもしています。AVONのFM53、AOR1のマリタイム、COMTAC3。

こちらの隊員は思いっきりPJのパッチを貼っています。バッテリーポーチはTYRの50/50 Battery Pouch。ストロボはマンタ、HEL-STAR6の使用例もあります。

CCTです。この隊員も完全防護状態。AOR1のマリタイムにMS2000ストロボ。プレキャリはJPC。

これ見てびっくりですよ。PJでしょうけど、HK416しかもガイズリーレイル付きのものを使っています。デルタやDEVGRUが416使っているから同じJSOCの24th STSも使っているんじゃないかと前々から言われてはいましたが、まさか本当に使っているとは思いませんでした。
デルタがTANで統一しているのに対してこちらはブラック。ホロサイトやSOCOMサプレッサーまでブラックにする徹底ぶりです。ストックはマグプルCTR。
NVGは全員PVS-31です。

こちらの隊員達もHK416です。真ん中の隊員はグリップだけTANですね。ストックはやはりCTR。

このPJはG3コンシャツ使っています。パンツもG3かも。

これもPJ。右の隊員はAVSのハーネス無し。ホルスターは6354DO、拳銃はGlock19だと思いますがデルタがGlcok22を使っていることを考えるとそっちの可能性も…?

という感じです。まだまだあります、次の動画はこちら。


恐らく24th STSの選考課程の動画でしょうが、これもかなり貴重な動画が映っています。

TANのマリタイムにG3コンシャツ。

同じ隊員です。ガイズリーではないノーマルのHK416にAimpoint T-2、LA-5、Surefire M600、CTRストック。
Safariland 7378の中にGlock19。マガジンはGlock17かもしれません。そもそもスライドが青いのでFX弾とかシミュニッション弾仕様だとは思いますが。

こちらの隊員はExfilのバリスティック。恐らく銃は416。

こちらの隊員もノーマルのHK416。プレキャリ着ている感がないのでチェストリグとハーネスの組み合わせに見えます。左脇にATSのメディカルポーチ。

もう一つあります。



1つ目の動画とかなり被っている部分はありますが、他のシーンから。

CCTかPJかは不明ですが訓練中の隊員。AVSに初代のCrye Molle Zip on Panel、LBTのブロウアウト、ペツルのグローブ、フラッシュバンポーチはEAGLEか?横にはTenSpeedのダブルとCAT。
服はECWCS Level6に見えますが自信ありません。

さらに調べると724th STGのホームページに写真が色々載ってました。





サイズが小さいので見にくいですが、HK416やAOR1のマリタイムを装備している写真が確認できると思います。つまり24th STSです。


まとめるとヤベえ装備してんなって感じです。これ以前にもHK416のガイズリーを使っている24th STSとされる写真を半信半疑で見ていましたが、まさか公式が出してくるとは思わなかった。他のJSOC部隊と遜色ない装備してます。
そういえばこの写真の時にMCXを持ったAOR1のマリタイム被った隊員をSTSかもしれないと予想しましたが、あながち間違ってなさそうです。MCX使っている他の写真もそのうち出てきそうだなおい。

じゃあ装備で24th STS感を出すためにはどうすればいいか。
ヘルメットはAOR1のマリタイムにしましょう。TANでもいいですが説得力が増します。植生が合わなかったらマルチのヘルメットカバーを買えばいいんです。自分はミーハーなのでこの画像見た瞬間FMAのAOR1マリタイムをポチりました。
NVGは画像を見る限りPVS-31で十分でしょう。GPNVGも使ってそうですが、そもそも空軍はそんなカチコミしなさそうなので…。
銃はもう確実に黒の416デルタカスタム一択です。ただ一点気になるとすればみんなCTRストックを使っているのでマルイのだとストック換装が面倒になります。まあHK純正のゴミストックは別として、クレーンストックやブッシュマスターストックも使ってはいそうなので気にしなければいいんですが、忠実な再現をしたければVFCの416買ってガイズリーレイルとCTRストックを組み込むのもアリだと思います。
サイドは多分Glock19。ホルスターは6354DOが無難です。
服はCryeのACでもG3でもPatagoniaでも大丈夫そうですね。AP-PPE買える方は是非どうぞ。FM53くらい装備しても面白いと思います。
プレキャリもJPC、AVS等のノーマルのSTSが使っているものと変わりません。さすがにPICOとかは疑問がありますがJPC2.0くらいならどうせ使っているに決まっています。
あとPJをされる方は黄色のサイリウムを何個かぶら下げるのが良さそうです。
最後にPJかCCTのパッチを付ければ完成。誰が何と言おうと24th STSです。
まあPJ、CCTの装備を集めている方なら変える部分はヘルメットと銃だけで良さそうですね。JSOCとは言え役割自体はそんなに変わらなさそうなのでこんなものでしょう。

今回は以上です。ずっとないない言ってた24thの資料が大量に見つかって自分は大変満足です。皆さんも24thやりましょう。
マルイが黒のデルタカスタムを出したときはトチ狂ったかと思いましたが、意外なところで役立つものですね。さすがはマルイ様早くGlock19 Gen4を出せ。
それでは。




圧迫面接かよ、こわ…。
  


Posted by POPE at 17:31Comments(0)ミリフォト

2019年03月09日

適当考察

普通に更新する時間がないですね、もうちょっと頑張ります(書くかどうかは別)。



今更ですが去年あたりに出たとある画像を考察したいと思います。と言ってもそんな詳細にはやりません。
あくまでも予想なので普通に的外れなこと言っているかもしれませんが、ご容赦願います。


たぶん知っている人は知っている画像ですね。色々やべえ写真だとか言われていますが、撮られたのは2017年と少し前だそうです。
この人達のそれぞれの部隊でも予想していこうかな、と。

まずは右後ろから。右後ろ2人はたぶんデルタですね。2人ともNVGマウントがGSGMです。左の隊員が持っているのはもはやデルタの代名詞となったガイズリーHK416です。

国旗を持っている2人の隊員は恐らくレンジャー。ODAの可能性もありますが、どちらかと言えばレンジャーっぽいかな。完全に勘です。右の隊員はSurefireの多弾マガジンのように見えますが…。LV-MBAVは2015年の時点で使っていたとして、JPCが使われ始めたのは去年辺りだった気がしますが、この点については後ほど。

その左の隊員は謎ですね。GSGMじゃないANVISマウント、プレキャリが右二人のデルタと似ているのでこの人もデルタだと思いますが、ちょっと確証がありません。ポーチもパラクだしデルタな気がするんだがなあ。

その左はSIG MCXを使っているということでデルタ。もしくは24th STS?いやNVGマウントがL4G24(orG19)なのが気になるんですよね。24th STSがガイズリー416を使っている写真もありましたし、装備共有しているなら空軍がMCXを使っていても不思議ではないという。デルタがAOR1のヘルメットを使うか…?
それを考えるとその左、つまり右から2番目の隊員もデルタか、24th STSの可能性があると思います。この人もL4G24なんだよなあ。

一番左はレンジャーですね。ODAにしてはポーチが綺麗すぎる(EAGLEばっか)。

下に移ります。一番左はK9ですが、レンジャーなのかODAのデルタサポートなのか分かりません。今までの傾向とELCANはレンジャーの方が多いかなという理由で51%レンジャー、49%ODA。

その右はレンジャーです。FSPでもない長いRIS2は圧倒的にレンジャーの可能性が高い。

左から3番目はレンジャーともODAとも言い難い。PatagoniaパンツなのでODAかなと思いましたが、一番右の隊員もPatagoniaなんです。

お次はDEVGRU。ガイズリーじゃないノーマルの416、AOR1のマリタイム、あとNJPC着ています。

その右はこの画像の提供元らしいレイダースだそうです。海兵はまだナイツのサプレッサーを使っているんですね。

最後右2人はレンジャー。一番右の人は長いRIS2で判定。左の隊員はポーチがEAGLEのカイデックスなのとホロサイトが553なことがレンジャーっぽい。



という感じです。確証は一切ありません。結構妄想が膨らむ写真ですが、いったいどんな任務だったんでしょうね。
レンジャーについてですが、JSOCの部隊と一緒に行動できるとするとRRCの可能性があるのではないかと思います。彼らJSOCの指揮下ですし都合がいいでしょう。つまりRRCだからこそ優先的にJPCが配備されていたのではないか?と思いまして。
他のJSOC部隊はJPC使いまくっていますし、RRCで先行運用した後にレンジャー本隊に配備したのではないでしょうか。

まとめるとこんな感じです。
あくまでも予想ですからね。

にしてもデルタがAOR1を使い、DEVGRUがMARPATを使い、レイダースがマルチカムとかわけわかんないですね。一般部隊もこんな柔軟な運用ができれば迷彩の予算で議会が揉めることもないだろうに…。まあアイデンティティに関わることなので大部隊だとそんな簡単な話じゃないんでしょう。

SIG MCXは是非長い形でガスで出してほしい。あんなショートのやつはいらんのです。マルイ頼んだぞ。

以上です、それでは
  
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2018年12月31日

最近のSTS

Cryeのサイト久しぶりに見たらG4の販売が開始されていました。G3が世に出てきたのが2013とか2014年頃でしたっけ?あれから4、5年経ってやっと次世代のコンバットシャツが出ました。
ですがコンシャツコンパンの官給品はPatagoniaに切り替わり、G3すらそこまで普及しているとは言い難いこの現状でG4が果たしてミリフォトで見るようになるのはいったい何年先か、という話です。何年更新で契約しているのか知りませんが、このまま次の契約もPatagoniaが獲得したらマジでCrye系のアパレルは死滅しそうです。個人的にはG4なんかよりPatagoniaの方がよっぽどカッコイイと思いますし…。




さて、最近空軍ネタに飢えていたので纏めます。そもそも空軍はあまり公式から写真を出してくれません。
写真を出さないと言えばSEALsはもっと出ないですね。ODAやAFSOCが結構顔出ししているのに対し、海軍は写真がそもそも少ない上に写真があっても顔は極力写らないようにされている感じがします。海軍のほうがそこら辺厳しいのかなと思いきや、SMUに限ればデルタなんかよりDEBGRUの方が断然流出している写真が多いという…。まあSMUの写真は公式じゃないということもあると思いますが。

話が逸れました。空軍の話です。RQSはよく写真に出てきますが、やはり厳密な意味での特殊部隊と言えばSTSのほうに限定されるでしょう。そんなSTSの写真が新たに何枚か公開されていたので見ていきたいと思います。

まずは17th STS。7月の話ですが彼らの本拠地であるフォートベニングで治療と回復訓練(直訳)をしたそうです。詳細はこちら

右の隊員から。マリタイムとCOM3はいつものこと。服はG3。そしてプレキャリがなんとJPC。17th STSでJPCとは…。レンジャーでJPCの使用例が現れたことと無関係ではない気がしますねえ。JPCの背面にはTYRのバックパネル使っています。
真ん中の隊員はAVSにAC。AVSの背中のこれはハイドレーションか?
左の隊員もJPC。そしてベルトは陸特で使用例急増中のRonin Tactics、Senshi Beltです。ガンファイターに飽き足らずこんなものまで手を出してしまったのか。

負傷者搬出中。右の隊員はAVSにTYRのコンバットアジャスタブルを3つ。これめっちゃ使いやすいマグポです。そして服は珍しいことにPatagonia。ベルトはRoninのSenshi。靴はSALOMONのXA PROシリーズかな。
左の隊員もAVS。胸にでっかいユーティリティポーチみたいなのを着けています。服はAC。こちらは普通のリガーベルトみたいです。

ところで17th STSってPJがいないはずなんですが、部隊としてのメディックはいるんでしょうね。つまりJTACがメディックを兼務している…?訓練課程大変そう。


お次も17th STS。今年の8月に行われたレッドフラッグアラスカに参加したみたいです。詳細はこちら

頭はいつもの。服はAC。プレキャリはなんとJPC2.0。2.0ですよ。JPCでも驚きだというのに2.0とは…。
ラジオポーチはブラックダイアモンド製、その下はEAGLEのグレネードポーチ、右はEAGLEのSAWポーチ(?)にメッシュのポーチ。メッシュの中には無線機関連が入っている気がするんですが、一体何が入っているのか。KDUみたいなやつか?
左脇にはSORDというメーカーのウェポンキャッチを着けています。初めて見ました。
ベルトはRonin。LBTのブロウアウトメディカルとBFGのダンプポーチ、CAT、ランヤードに拳銃は恐らくグロック19。

ええ、STSでJPCとJPC2.0は別に珍しくないんですけど、レンジャーアタッチ故か装備がレンジャーとほぼ同一だった17th STSでJPC系列の使用が確認されたというのは驚きですね。レンジャーもJPC使い始めたみたいだしやっぱりみんな軽いプレキャリの方がいいのか?


次は21st STS。6月とか半年も前のことですが、テキサス州フォートブリスまで赴いて訓練したそうです。詳細はこちら
グローバルアクセストレーニングとか書いてありますけど、グーグルでも攻撃するのかな?嘘です。どんな状況でも現場に侵入し作戦行動を取るための訓練の様です。
フォートブリスは陸軍の第一機甲師団が駐屯しているお陰か基地内がとても広く、演習場も広大です。

とても眩いこの写真。なんかハシゴとか持っちゃっています。
手前左の隊員、プレキャリはAVSハーネス無し。腰回りは右からBFGのシングルマグポ、TYRのNVGポーチ、LBTブロウアウト、Maxpeditionのダンプですね。
中央奥の隊員はCCT。上がG3に対して下がACという珍しい組み合わせ。下がG3の例が圧倒的に多いんですがこの人は違うようで。
やっと銃が写りました。Mk18 mod1。オプティクスはいつものEXPS-3で変わりません。空軍の更新はまだまだ先か。というか、今まで銃がほとんど写らなかったことからも分かる様に、空軍は銃をあまり使わないってことです()。銃を持ってなくても映える装備!
右のハシゴ持っている隊員さん、バッテリーパックがないってことはPVS-15か?あとホルスターが6354DOっぽいです。

なるほどハシゴはこのためか。
ハシゴを上っている隊員、TYRのジッププラットフォーム使っています。これフラッシュバンやハイドレーションも入れることができて便利そうなので欲しいんですよねえ。あとプレキャリがTYRっぽい、解像度低すぎて分からんが。
次、ハシゴの下中央の銃を構えている隊員。プレキャリはJPC、服はPatagoniaっぽいですが注目すべきは背面。ボルトカッターなんて持ってますよこの人。ポーチはどこかのハイドレーションでしょうか。
更にその左の隊員。TYRのブリーチングツールポーチにハンマーを入れています。
君たちODA?ってくらいカチコミ装備ですね。そりゃ空軍と言えど特殊部隊ですから狙撃からCQBまで何でもこなすんでしょうが、ここまでCQBスタイルな空特も珍しいと思います。素晴らしくカッコイイ…。

一人アップなこの隊員。ヘルメットがバリスティックです。空軍もマリタイムが浸透してきた感ありますが、まだまだバリスティックも健在なようです。RQSはほとんどバリスティックですしね。頭頂部にはHEL-STAR6 Gen3。EOGのカウンターウェイトポーチは地味に人気があります。
JPC2.0の背面にあるのはEOGのこれ。何に使うかというと地雷探知機を入れるポーチみたいです。この隊員は何故か上下逆に着けていますが。サイリウムもたくさん保持できます。
ここまで書いて気付きましたがこの隊員EODだな。パッチもよく見たらEODって書いてあります。しかも空軍じゃなくてNAVY EODか?空軍のEODは基地外での作戦行動能力は持たないはずなので、基地警備の訓練でもない限り出てこないはずです。
という前提だとNAVY EODの可能性高いと思うんですが、銃が普通のM4だったりパッチが空軍EODっぽかったりと断定はできません。ピストルがM9なのも気になりますが、空軍でも海軍でも使っているので判断材料にならない。NAVYだったらJPC2.0使い始めているっていう激熱案件なんですがねえ。

PJ!!!
マリタイムにオプスコアのヘルメットカバー。HEL-STAR6とCOM3デュアル、PVS-31。
AVSハーネス無し、TYRのコンバットアジャスタブル3つ。
AVS Low Profile Belt。Safariland 6378USN、メディカルシザー、
服はG3上下。メレルのMOAB Mid Water Proof。
バックパックはGranite GearのDirect Action Medical Packというものらしいです。なぜか公式サイトには載っていないので廃盤ですかね。モールパネルの上にはCATが複数。
銃はMk18 mod1。EXPS-3、WMX200、LA-5、SOCOM RC1と非常に標準的な構成。それとGlock19。
とても綺麗なPJですね(謎)。2018年のベストオブスタンダードPJはこの隊員だと思います。
最近のメディックはメディカルキットの持ち運び量が増加しているらしいので、こんな大きなバックパックが必要になるみたいです。CCTは重い無線を背負い、PJは大量のメディカルキットを背負う。CQBなんてやってる暇ないんじゃないですか()
たぶんこれからもメディカルキットは増えこそすれど減らないと思うので、バックパックにメディカルポーチを2つ3つとかが常態化する気がします。これからPJやる方々は重装備を覚悟しておいた方がいいかな、と。車両とかヘリに載せられればいいんですがね。



以上です。冒頭であんなこと言っておいて何ですが、STSはかなりG3が浸透しています。個人的には空軍というよりAFSOCの中にCrye大好きな人がいるんだろうなと思っているんですが。なぜってAFSOCのBDUがACかG3のフィールドになってるくらいですからね。癒着レベルですよこんなん。
ただまあPatagoniaのフィールドも少しだけ確認されていますし、G3ばっかだったレンジャーすらPatagoniaに切り替えが始まっていることを考えるとこの先どうなるか読みにくいところでもあります。
とりあえず、これからSTSの装備を始める方はG3買っとけば問題ないと思いますよ、民間に販売してくれないクソ高Patagoniaをebayで探すより、直接注文できるCryeのG3を買う方がお財布にも優しいです。みんなG3でレッツ空軍!!



それでは





夜間訓練中の17th STS。幻想的だなあ。
  


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2018年10月03日

ODAとPJとEODと

サイレンサーとサプレッサー。皆さんはどちらの言い方をしますか。
定義に沿うと音を消す(silence)のではなく、音を抑える(suppress)ので厳密には「サウンド・サプレッサー」、つまりサプレッサーの言い方の方が正しいというのは皆様もよくご存じのことでしょう。
自分はこの話を真に受けてなるべくサプレッサーを使っていこうと思っているのですが、普通にサイレンサーの方が言いやすいのでつい使っちゃいますよね。この趣味界隈だと話しているお互いが理解していることもあって、どっちを言おうと問題ないのが幸いです。サプレッサー警察とかいるんでしょうか?
ただ世の中表記が混じると探すのが大変だということもあり…。某ショップでずっと「サプレッサー」で検索してたら見つからず、「サイレンサー」でやっとヒットしたということがありました。めんどくせぇ。
実際サプレッサーは音を小さくするよりマズルフラッシュを抑える目的の方が大きいとも聞きます。ロシア軍特殊がAKにサプを付けているのも減音ではなく、マズルフラッシュを抑えて射撃位置を分かりにくくするためだとかなんとか。奥が深い話です。



さてネリス空軍基地と言えば米空軍に興味のある人なら一度は聞いたことがあるかもしれません。カジノの街ベガスのすぐそばにあるとても広い空軍基地です。サンダーバーズの本拠地でもあります。
このネリスAFBのクソ暑そうな砂漠で、8月末というこれまた暑そうな時期に10th SFGが訓練を行ったみたいです。いつもの如く詳細はこちら
10th SFGが本部を置いているのがコロラド州フォートカーソン。ざっと1000km近く離れているんですが、わざわざそんなところまで来たのは理由があります。
というのも今回の訓練の目的は、ネリス空軍基地で養成しているJTACの訓練生たちに実戦的なシナリオを体験させるというものだったみたいです。ご存じの通りJTACは陸軍などの部隊にアタッチして作戦行動を取ることが多く、実任務に近い訓練をするには実際にアタッチする部隊と動いてみるのが一番です。そういうわけで10thの隊員達が協力しにいったんでしょう。10thとしても空軍と共同訓練する良い機会でしょうしね。

ついでにというか、ネリス空軍基地を拠点にしている66th RQSのPJと99th Civil Engineer SquadronのEODも訓練に参加したようです。ということで今回はODAとPJとEOD、そしてJTACのタマゴのお写真です。


まずは10thから。
いつものマリタイムヘルメットにCOMTAC ACHデュアルのTAN。ストロボはマンタ、この隊員さんRHマイナスなんですね珍しい。ARCレイルに付いているのはPETZL STRIX IR Tactical Headlampです。首にかけてもヘルメットに付けても使えるようです。
AVSはハーネス無し。後ろにTYRのZip on Platform、グレネードやらGPポーチが付いている50ozのバージョンです。AVSの下に付いているのはCryeのサイドプルマグポーチ。
ベルトはRaptor TacticalのODIN belt MarkⅢ。BFGのマイクロトラウマキットnowに6354DOとHSGIのメッシュダンプポーチを吊っています。
服はPatagoniaのL9。ドイツの第一大隊と違ってフルマルチの配備は進んでいなさそうです。
銃がまた面白い。レイルはTROYのM-LOK, 5.56, Aluminumの11インチ。ストックはHOGUEのCollapsible Buttstockってモノらしいです。オプティクスがVortexのRazor AMG UH-1です。Vortexホロサイトも作っていたんですね、初めて見ました。LA-5にSOCOMサプレッサーにMAGPULのM-LOK用ハンドストップを付けています。銃の塗装めちゃくちゃカッコイイ。

手前は同じ隊員です。
前面にTACOマグコヨーテ。サングラスはOakleyのHolbrookみたいです。
奥の隊員、M4のレイルがkeymodなのとEXPS-3まだ使っているのが興味深い。お前…生きてたのか…。

こちらはまた別の隊員。先ほどの隊員と構成はほとんど同じですね。違うのはシャツですが、TPのマルチカムTシャツかな。

恐らくメディックであろう10thの隊員。
マリタイムにヘルメットカバーとバッテリーポーチはTYR製。MS2000もそろそろ過去のものになってきました。
AVSの背面にMAST、左にファーストスピアのGPポーチ。この中もメディック道具を入れているみたいです。サイドプルマグポーチも付けています。
ベルトにはTACOピストルマグポとFASTマグ。服はフルマルチのL9です。腕時計は恐らくスントコア。
銃のレイルはBCMのKMR ALPHA 13インチだと思います。EXPS-3、LA-5、WMX200、SOCOMサプレッサーとアクセサリは標準的。スリングはVTAC。フロントサイトの逆付けは流行りです。

同じ隊員。
背中にはTSSI M9メディカルバッグ。恐らくSFLCSのトリプルマガジンポーチに似た3連マグポを逆さにしてM9に装着しています。中に入っているのは止血帯か…?さらにその上にBFGのテンスピード、フラッシュバンを添えて。
靴はメレルMOAB 2 GORE-TEX。

ODAでミニミってかなり珍しいと思うんですけど。
バレル長いのでMk48だと思います。オプティクス何も付けてないんですね、最近EoTechやらELCANやらを付けるのが流行りですが。
ヘルメットカバーはオプスコア製。腰にあるのはTYRのライフルマグポとG-CODEのダブルピストルマグポです。

こちらはヘリの機内から。
胸のスマホはGalaxy S5なんですが、Kagwerksのケースです。どちらかというと空特はジャガーノート、陸特はKagwerksが多い気がします。リムパックでも1st SFGの隊員がKagwerksを装備していました。
余談ですがKagwerksのホームページ見ると日本にも発送してくれそうなので、欲しい人は検討してはいかがでしょうか。ちゃんとJCBにも対応しています。めちゃめちゃお高いですけどね。

M240を抱える10thの隊員。M240なんてミニミより珍しいのに…。
AVSの背中にあるのはEAGLE9×5のGPポーチとTYR9×5のミディアムGPポーチ。弾薬ベルトでも入れてるんですかね。
ベルトはAVSのLowProfileな感じがします。BFGのマイクロトラウマキット、FASTマグそしてATSダンプポーチ。
服はL9のジャケットです。PatagoniaもCryeもジャケット見るたびに思うんですけど、暑くないんですか??砂漠なんてコンシャツですら限界な気がするんですが。

10thとPJです。
一番右の隊員、先程のM240の隊員と同一人物かと思いましたがよく見るとL9のコンシャツです。そして持っているのはMk48。なのでたぶん別人。
今回の10thは役職別に装具統制がかなりしっかりしています。隊員のポーチ等の配置が全く同じ。SFは結構自由なイメージあるんですが、訓練だからでしょうかね。見分けがつかない。腰にある6354DOがマルチカムでもコヨーテでもなくレンジャーグリーンとは。初めて見ました。
中央こちらを見ている隊員は66th RQSのPJです。バリスティックにCOMTAC4。なんで時々顎紐を締めないやんちゃな隊員がいるんでしょう。
キャリアはJPC。カンガルーにマガジンを挿しています。服はACの上とG3のパンツ。胸にあるパッチカッコイイ。
長いM4 Block2に載っているのはVortex Razor HD gen2。いくらELCANの後継だとしても(S-VPSはナイトフォースが選定されたよ)こんな早く一般部隊であるRQSに配備とか空軍は絶対金持ち。逆にそれ以外のレーザーとかライトとか見えないんですが、まあ訓練だから持ってこなかったのか。
その左は10thの隊員。キャリアはMBAV。…え、MBAVって嘘だろ。お前まだ現役だったんかい。レンジャーですらほぼAVSに移行したというのに。
MBAVの背中にあるバックパネルみたいなのはどこ製だろう。メイフラに似ている気がしますがそれっぽいのないんですよね。上に載ってるのはTYRのフラバンポーチ。BFGのトラウマキット本当に人気です。
その左、奥の隊員は見えないのでスルーで。手前の隊員はこちらもPJでしょう。バリスティック、オプスコアカバー、HEL-STAR6、COMTAC4と頭は最新を極めています。
バッグのせいでキャリアが良く見えませんが、脇から見える限りだとJPCとかAVS系の骨抜カマバンではない。そうするとLBTかTYRの可能性が高いですが、LBTマルチカムの発色はこんなに良くない気がする(偏見)のでPICO系列じゃないですかね。
バッグパックはTYR Assaulters Sustainment Pack SOF。なんかベルクロが小さい気もするけどロットの違いでしょう(適当)。
ベルトはTYRガンファイター。M9を入れた6378USN、レザーマンポーチ、どこか分からんメディカルポーチ。
腰に大量のグレネードがあることを考えるにこの人グレネードランチャーを持っていると思います。ただM4の下面にはグリップバイポッドしか見えないので、バッグの中か左腰あたりにMk13かM320を持っていると予想。ウェアはG3です。

一番右はパッチを見て分かる様にPJ。RQSの隊員がMk18 mod1を持っているのはまだ珍しいほうだと思います。キャリアはJPC2.0。でっかい斧を背負っています。
その左はODA。。キャメルバッグはたぶんこれ。銃はM4 FSP。上に載っているのは553とG33という陸特じゃあまり見られない組み合わせ。
その左の隊員はさっきの人です。

こちらJTACの訓練生。STSでもない限りマリタイムは珍しいですね。キャリアはAVSな気がします。
前面にジャガーノートケース。後ろに背負っているのはもしかしてTACTICAL ROVERとかいうものでは?
このガジェット、無線機のさらに上を行くデータ通信機というものらしいです。ようは音声だけでなく画像や映像まで送れるという優れものです。このTAC ROVERで受信した画像なり映像を、前のジャガーノートに入れたGalaxyで見るってことだと思います。空軍はどんどんデジタル化していきます、追いつけねえ。

空軍EODの隊員達。装備はちんぷんかんぷんなので飛ばします。
空軍EODは主に飛行場などでの爆発物事案に際し出動するそうです。つまり彼らは陸軍EODのように遠征する能力は持たず、ましてや海軍EODのように特殊部隊にアタッチする能力なんてありません。
今回はネリス空軍基地自体が訓練地だったこともあり訓練に参加したのでしょうが、実際に戦地に赴くのは陸軍、特殊作戦なら海軍EODのお仕事というわけです。
さてこの99th Civil Engineer Squadron、大元は航空戦闘軍団隷下の99th Air Base Wingの指揮下にあります。ネリス空軍基地の基地業務、飛行場の整備や火災対処から兵の住宅のサポートまで、航空機を飛ばすのに必要なことを全て担っている様です。その業務の中に爆発物処理も含まれる、と。
あんまり見ない部隊なのでこういう写真は貴重です。



以上です。なんかごちゃごちゃした感じになりましたが、これだけの部隊が共同で訓練するのもあまりないと思うので非常に興味深い。部隊ごとの装備の違いとか分かりやすいですね。
それにしても最近のODAは色んなレイルを使っています。Block3も選定されもうすぐ移行する期間だからか分かりませんが、かなりバリエーションが増えているのではないかと。モラトリアムな感じです。民間レイルまとめはこちらの記事を参照してください、今回のも追加しておくつもりです。
あーRazorのレプリカ出ないかなあ。

それでは。
  


Posted by POPE at 12:48Comments(0)ミリフォト

2018年09月21日

CBRNE Training

最近思うように軍拡が進められなくなっています。最大の理由は資金不足、お金がありません。
というわけでレンジャー装備を凍結しようかと…。ちょっと手を出しすぎましたね。3つも4つも装備テーマがある先輩諸氏の財務状況はいったいどうなっているんだと考えております。宝くじでも当ててえな。



7月のことですがODAがドイツでCBRNE訓練を行ったそうです。詳細はこちら
SOCEURが発表していますし、シュトゥットガルトの近くで行われたみたいなので十中八九10th SFGでしょうね。
CBRNEとはChemical(化学)、Biological(生物)、Radiological(放射性物質)、Nuclear(核)の総称です。要は従来NBC兵器と呼ばれていたものに放射性物質兵器が加わった呼び方ですね。戦争だけではなく、テロや災害にもCBRN若しくはExplosion(爆発物)を加えてCBRNEの言葉が使われたりします。今回はCBRNEに統一しますね。
つまり今回の訓練は毒ガスや放射能汚染化での作戦行動能力を得るための訓練です。具体的にはガスマスクや化学防護服等を装着して通常時と同様に戦闘できるか、といったところでしょう。特にガスマスクは視界が制限されるどころか、呼吸も苦しくなるので適応が難しいものです。訓練で鍛えなければ戦闘なんてできたものじゃないでしょう。


では写真を見ていきましょう。

ヘルメットはいつものマリタイム、スケルトンのシュラウドも増えてきました。PVS-31のケーブルが見えます。
キャリアはPICOです。カンガルーポーチにPMAG3本、その前にはテンスピードを装着しています。
ガスマスクですが米軍正式採用のM50ではなく、AVONのFM53というガスマスクです。ODA以外にはSASとかでも使われているみたいですね。この隊員のは銃を構えるために右側がフラットな右利き用ですが、左利き用もちゃんとあります。
このガスマスクは直接フィルターを付けてそれ単体で使用することもできますが、今回はC420PAPRと組み合わせて使用しています。

ボケていますが手前の隊員の背中に装着されている2つの丸い機器の下にあるのがC420PAPRです。Jackal Stone 17の時にも登場していました。丸いフィルターを通した清潔な空気をホースを通してガスマスクの中に送り込む役割を果たしています。

一枚目と同一人物。
M4のオプティクスはMicro T-2。そしてレイルは…なんだこれ?
レーザーがPEQ-15ですね。ライトはシュアファイアM300。
さてこの隊員が着ている服ですが、Kokatat社のAll Purpose-Prsonal Protective Ensemble(AP-PPE)という化学防護服らしいです。詳しくはこちら
製造はKokatatらしいですが、この素材を開発したのはみんな大好きゴアテックスを開発したWLゴア&アソシエイツ社みたいです。
従来の化学防護服と同様に化学、生物兵器に対応する性能を持ちながら、ゴアテックスと同様通気性を確保して快適性を高めています。
また肩の部分にベルクロがあるのでパッチを貼るのに便利そうです。今までの化学防護服の概念が壊れます。

こちらの隊員達もFM53にC420PAPR、それとAP-PPEと共通しています。
左の隊員のキャリアはAVS。
ライフルはM4ですが、ストックが最初期のスタンダードなストックです。Micro T-2にPEQ-15、WMX200と標準的な構成です。
レイルはNOVESKEのNSRかNHR、Keymodの方に見えます。マグウェル付けているのが珍しい。
右の隊員もAVS。前面に付いているのはメイフラのクアッドマガジンポーチです。腰にはガンファイターベルト。
こちらの隊員のライフルに付いているのはなんとリューポルドのLCOドットサイト。リューポルドロゴの上にnous defionsのマークがありますが自分でつけたんですかねえ、それとも特注品か?とてもカッコイイので真似したい。

上の写真の左の隊員です。
わざわざモザイクがかけられているヘルメットのパッチはどこかの国旗に見えますが…。後ろにはバッテリーポーチ、恐らくTYRの50/50の方。これもそうですがオプスコアのバッテリーポーチもANVIS用なのか横からケーブルが出せないのが不便です。PVS-31用ならTYRの4 AAバッテリーポーチをお勧めします。
AVSの前面はメイフラのQuad 5.56 SwiftClip Placard, GPです。マガジン4本入れられる上にユーティリティポーチが3つも付いている有能なポーチなんですが、これバックルと背面ベルクロで留めるSCARABとか用のやつですよねえ。たぶんベルクロはAVSのフラップを付けるところに貼っているんでしょうけど、バックルはどうやっているんだ?
脇はテンスピード、そして手に持っているのGlock19にはX300Vが装着されています。さすがにドットサイトはまだみたいです。



今回の訓練の意義ですが、リアルメントさんもツイッターで仰っていたように本格的なNBC対処の訓練をしているということは、それを使ってくる組織なり勢力なりを想定しているわけで…。タリバンとかIS系列よりかは、もっと強大で組織力のある敵を意識している気がします。
実際のところNBC環境下でどのような戦闘が行われるのかは知りませんが、相手がそれを使用する能力を持っている限り対処方法は考えなければならないのでしょう。米軍側としては表立って使うわけにはいかないでしょうから、あくまでも対応力としての整備です。


さて、EoTechが消えて今回はT-2でした。
この前のノルウェーでの演習と言い、この写真の射撃訓練と言い10thはCOMP M4にシフトしていくのかなと思いきや、今回は全員T-2でしたね。ここら辺にEoTechの後継が定まっていないモラトリアム感があります。いつになったら後継は定まるのか。


今回は以上です。そろそろ買い物記事でも上げたいんですが、紹介するものが無いからできません。ガスマスクかNBC防護服が欲しくなりました。
  


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2018年07月27日

USASOC CAPEX 2018

T-2のレプ買いました。時代の流れには逆らえません。
ただボタン電池をまだ買っていないのでまだドットの点灯が見られていないという…。
やっぱり視界はホロサイトの方が断然広いですね。そりゃみんなホロサイト使うわけだ。



Capability Exerciseの略でCAPEXです。直訳すれば能力演習ですが、このままだとオカルトちっくですね。意訳すると「作戦能力評価演習」とでもしましょうか。
CAPEX自体は米軍内で広く用いられています。色んな部隊が色んな所でCAPEXを行い、部隊の作戦能力を確かめている様です。自衛隊で言えば訓練検閲みたいな感じですかね。
今回のCAPEXは陸軍特殊作戦コマンド、USASOCが主催しています。つまり陸軍特殊部隊の数少ない見せ場というわけです。
毎年この時期にやっています。一般公開もしているようで、背後には民間人も見えますね。

参加部隊は一応非公開みたいです。ただ陸軍なのでODAかレンジャーなのは明白です。デルタが一般公開されるわけがないですから。
それにしても非公開ということで、写っている隊員がODAなのかレンジャーなのか分からない。装備を見て判断していますが、間違っていたらご容赦ください。

市街地戦闘訓練やっています。
右の隊員はマリタイムにファーストスピアのヘルメットカバー、HEL STAR-6。服はG3のコンシャツにフィールドパンツ。
プレキャリはAVSですが、面白いことにテンスピードを横向きに付けています。腰にはAVSのLow Profileベルト、右に付いているのはイーグルのカイデックスマグポです。
銃は長い方のM4 Block2。エルカンとLA-5、WMX200、そしてマグウェルを装着。まあレンジャーでしょう。腰の後ろにメディックバックと思しきでかいバッグを吊っています。
問題は左の隊員です。頭は一緒。服はG3のコンシャツにPatagoniaのコンパンですよ。この時点でも?っていうのに極めつけはプレキャリです。Blue Force GearのPLATEminus V2です。マジ?
いつだったかシリアに展開した米軍特殊部隊のキャプションが付いた写真にこれを着た隊員が写っていましたが、まさかこんなところで見るとは。
ですがモールベルトがAVS LowProfileの時点で恐らくこの隊員もレンジャーだと思います。初っ端からヤベエの来ました。

こちらも安定のレンジャーですね。
オプスコアのマリタイムカバーにはMS2000。VTACのカッコイイパッチも付いています。
上はG3コンシャツ、下は…うーん?Patagoniaかなあ。AVSの背面にブリーチャー背負っています。
腰にはイーグルのメディカルポーチとダンプポーチが見えますね。
長いM4 Block2のオプティクスはAimpoint MicroT-2です。T-2のレプを買った自分に死角はありません。

ひっさしぶりに見たぞMk17(5.56)。というかそれ以外にも色々興味深い。
ヘルメットカバーはファーストスピア製。GoProみたいなの付けています。服は上下AC。
プレートキャリアがまた面倒くさいのを装着しています。なんだこれ?肩の部分をアップすると裏地が見えるんですけど、どうもTYRのプレキャリみたいなんですよね。じゃあTYRのどのプレキャリなの?って言われるとチンプンカンプンです。PICOかLWPCだと思いますが、そもそもPICOは派生型多すぎるしなあ。頻繁に小改良もされるのでロットが違うともう分からん。
プレキャリと腰にはBFGのポーチがマシマシ。テンスピードじゃないこのタイプの方あんまり見ない気がするんですが。
銃は例によって例のごとくMk17(5.56)。EXPS-3とLA-5、ライトはこれたぶんX300ですね。なんかのマウントかませてオフセットしています。ピストル用じゃないのか。あとはSFブランクアダプター。
そして腰にグロックを吊るしています。しかもドクターサイト付き。
はて、この隊員の所属はどこなんでしょう。装備だけ見ればODAですが、SCAR-H(5.56)をODAで使っている記憶がないんですがね。あとヘルメットカバーもファーストスピアは使っていなかったような。もしかしてレンジャーの装備の自由度が上がった説…?

はい、こちらも謎。
服は上がPatagonia L9、下がCrye G3です。プレキャリがJPC。…JPC?????おいおい勘弁してくれ。
JPCの横はロングサイドアーマーポーチと、BFGのラジオポーチです。背中に付いているでっかいポーチはBFGのSAWポーチですね。
腰がまた興味深い。TSSIのランヤード、BFGピストルマグポ、EAGLEマグポ、BFGマグポ、シザーリーシュ、EAGLEダンプです。
銃は長いM4 Block2。オプティクスはエルカン。
プレキャリの要素以外は完全にレンジャーなんですがねえ。JPCも使用が認められた可能性。

こちらの左の隊員にもご注目。JPCです。これは恐らくレンジャーでのJPC使用例が増えてくる可能性ありますね!
銃がまた面白い。T-2の後ろにマグニファイアー載せています。EoTechの時も一部の隊員がブースター使っていたので、同じ感じでしょう。

情報量過多。
右でM4構えている隊員、コムタックデュアルにファーストスピアのヘルメットカバーからちょっとヘルメットが出ている事、T-2にブースターという構成から考えて、恐らく上の写真と同一人物。服は上がACコンシャツ、下がG3コンパン。
つまり、この隊員が装着しているのはJPCなわけですが、サイドアーマーポーチは何故かAVSの6×9を使っています。
フロントのマガジンポーチはATSのハイブリッドトリプルマガジンポーチ。でも別にピストルは持っていません。
ベルトはAVS Low Profile。ラペリンググローブとランヤードを吊っています。靴はメレルMOAB Mid Water Proof。同じもの持ってます。
左の隊員はBFG大好きですね。Patagonia L9上下にBFG PLATEminus V2。一番上の写真とは違う人物です。
脇にはテンスピード、背中はBFGのアドミン。腰は左からBFGテンスピードピストルマグポ2つ、BFGピストルマグポ、BFGダンプポーチ、BFG Micro Trauma Kit NOW!、BFGマガジンポーチ。お前BFGの回し者か???
銃はM4 Block2。こちらもAimpoint MicroT-2載っけています。スリングがMagpul MS3ですね。
よく見たらラジオが148のほうだし、デュアル運用しています。別アングルの写真から右腰に6354DOに入れたグロックがありました。この隊員指揮官クラスの可能性…?にしてもBFGまみれだなあ。

LZ確保している最中でしょうか。
左の隊員はごく普通ですね。何気に書いていますがレンジャーが堂々とフルマルチのPatagonia使っています。とうとう配備が始まりました。
右の隊員は6354DOにグロック19を携行。M4にはEXPSを載せています。
AVSの横に付いているのは6×9のサイドアーマーポーチですね。レンジャーのサイドは長い方です。自分は持っていません。

レンジャーのスナイパー達。色々と突っ込みたいところがありますが、まずは手前の隊員から行きましょう。
最初見た時全くわからなかったんですけど、この隊員のプレキャリはAVSとLV-MBAVを合成しています。なんというキメラを生み出してしまったのか…。これ再現するのにいったいいくら払う必要があるんでしょう。
腰はTYRのガンファイター。右腰に付けているのはBFGのBoo Boo Pouchというメディカルポーチ。
銃はSCAR-H。ちゃんと7.62mmです。銃の前の方にPWS SCAR Rail Extensionを装着しています。初めて見ました。LA-5を一段下げたところに付けられる上にレイルも拡張出来て便利そうです。スコープはリューポルドのMark6 3-18×44mm。バイポッドはBT10 V8 Atlas Bipodですね。
奥の隊員はCrye G3にAVS。銃はM110。至って普通のスナイパーですね。
レンジャーにおけるSCAR-Hの立ち位置はどうなっているんでしょう。普通に考えればマークスマンライフルですが、見たところ銃の付属品の構成はM110と同じです。最初からスナイパーライフルとして開発されたM110には劣ると思いますが、使っている弾種も同じ。そう考えるとスナイパーライフルとして運用されていてもおかしくはないと思います。
ただこの二人組を見た感じ、SCARの隊員はもしかしたらスポッターかもしれません。スポッターも狙撃の技術を持つはずなので、スポッターもほぼ同様の装備、かつフルオートもできるSCAR-Hなら自己防衛もできて一石二鳥という考え方もあると思います。うーん分からん。
あ、SCAR-SSRは完全にスナイパーライフルとしての運用でしょう。

はいドーン。射撃訓練中の隊員です。今回の写真の中で唯一ODAと断言できる隊員達。
右の隊員はオプスコアマリタイム、PVS-31のバッテリーボックス、Crye G3のフィールドシャツとコンパンはMulticam Aridです。
プレキャリはAVS。腰のベルトはVTAC。なんかウェポンキャッチ付いています。
左の隊員はエアフレーム!!!久しぶり見ました。というかエアフレームって淘汰されたんじゃ…。ヘルメットカバーはUR-Tacticalってところが作っているみたいです。そしてこの隊員もMulticam Arid。プレキャリが全く分かりません。なんかめっちゃ芋っぽいプレキャリですね。
たぶんSWTGの人たち。Multicam Aridなんてそんなに見ない物を使っているのも先行試験運用的な理由でしょう。



以上です。いやびっくり、レンジャーの装備更新が進んでいます。
まずはPatagoniaのコンバットシャツとコンバットパンツ。ODAには行き渡っているのでそのうちだと思いましたが、まさかこんな一気に広がるとは思いませんでした。Patagonia着ている人はみんなフルマルチの新ロットです。
というか4年前にレンジャーのFacebook見てたらこんな写真があったんですよね。
まあこの時は本当にレアな例でしたし、その後もPatagoniaは見なかったので安心しきっていましたが、時代は移り変わるものです。
そしてJPCの登場ですよ。こっちは想像もしていませんでした。官給品のAVS止まりだと思っていたので度肝を抜かれた感じです。複数の隊員が確認できたので私物ってわけでもないでしょう。これでレンジャー装備のハードルは下がりましたよ!
あとなんかBFGが人気です。BFGのプロモーションビデオなんかに出れそうな隊員がいました。BFG製品一つも持ってないので良さを知らないんですけど、ちょっと手を出してみようかな。
それでは。





















リムパック2018の写真。これSBUってマジ?
  


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2018年06月08日

Northern Griffin 2018

皆様ミリタリーに興味を持つきっかけはなんだったか覚えていますか。
自分は小学生の頃にJwingsとかいう雑誌を買ったのが全ての誤りでした。あそこでちゃおとかを買っていれば普通の人生を歩んでいたのかもしれません。
Jwingsは主に航空機メインの軍事雑誌なんですが、そのせいで軍用機の知識が無駄にある小学生が生まれてしまいました。お陰様で今でも軍用機は戦車、軍用艦より好きなジャンルになります。
そっから広がるのが恐ろしいところで、気が付けば装備の世界にどっぷり嵌ってしまったというわけです。ああ恐ろしい…。



今年3月のことですが、10th SFGがフィンランドで演習を行ったみたいです。詳細はこちら。フィンランド軍のSOFも一緒だったみたいですが、写っていません。
3月の北欧はまだまだ雪がどっさり積もっています。10thの隊員もスノーモービルなんかに乗っちゃって、ウィンタースポーツを楽しんでいる感じが…(失礼)
最初は紹介するつもりなかったんですが、ちょっと面白いことを発見したので今更ながら見ていきたいと思います。



はい、スノーモービルから射撃をしている隊員です。
ヘルメットはいつものマリタイム。ゴーグルは分かりませんが、上に載っているアイウェアはRevisionのExoshield Low Profileだと思います。たまに見かけますね。ストロボは今では古くなったMS2000です。
キャリアはAVSです。背面にはEagleのM4マガジンポーチ3つに、ユーティリティポーチ。アンテナ2つも生やしています。
スノーモービルに載せているバックパックは恐らくTYRのHuron Assaulters Sustainment Pack-SOFですね。EagleのBeavertailに構造が似ている気がします。まあEagleなんかより断然背負い心地良いんでしょうけど。


こちらの写真、左の隊員は上の写真と同一人物ですね。右の隊員も装備のセットアップはほぼ同じ。バックパックもHuronです。
面白いことにミトンのグローブを着けています。マルチカムのミトンとかめっちゃ笑ったんですけど、暖かそうです。これ鍋掴みとかにでも使えそうだなあ。どこ製だろう…?探したらありました。みんな大好きOutdoor Research製のこれです。
ちゃんと引き金を引けるように親指だけじゃなくて人差し指も分離しています。寒冷地ではかなり便利そうです。
この隊員は右手外していますけどね…。やっぱり生地が厚いと使いにくいんでしょう。

はい、今回一番注目したところです。Mk18 mod1を撃っている場面なんですが、オプティクスにご注目。ODAで見慣れたEXPS-3ではなく、AimpointのCOMP M4です。
少し前の記事でEoTechのホロサイトがアカンってことを書きました。特によろしくなかったのが温度変化による照準の狂いです。そして今回の演習の地は極寒の北欧。ええ、皆様お分かりの様にEXPS-3の代替として今回支給されたのがこのCOMP M4でしょう。
この時の記事でEXPS-3代替の一時的な解決策としてM68照準器がODAに導入されると書きました。勘違いしていたんですけど、M68ってCOMP M2だけじゃなくてM4のことも指すみたいです。よく分かりません。というか表にあった写真もM4かM4sでしたしね。
つまりこの一時的な解決策が実際にミリフォトに出てきたという事態なんです。これは一大事ですよ!!寒冷地での影響はやはり甚大だった様です。

この写真に写っている隊員みんなCOMP M4です。一人の隊員だけがM4ならその人の好みで片付くんですが、全員です全員。
まあ今回の演習に備えてこの部隊だけに配られたものだとは思います。そのうち通常の訓練でも使い始める気がしてなりませんけど。
あとM4と同じく、みんなSOCOM RC1サプレッサーを装着しています。ODAがこんな大々的にSOCOMサプレッサー付けているのは珍しいような気がします。そのうちRC2に更新されそうですが。

隊員のゴーグルはどこ製なんでしょうね。SEALsが訓練やったときはOAKLEYって大きく書いてあったんですが、ロゴを見るとOAKLEYではなさそう。
Mk18のセットアップはCOMP M4にLA-5、WMX200とRC1サプレッサーです。ブッシュマスターストックが多いです。ブッシュマスターかCTRかという感じで、クレーンストックが少ないのは昨今のトレンドか?
それと雪景色に合わせて銃の要所要所に白いテープを貼っているのも興味深い。

右の隊員テープ巻くの適当過ぎないか?こちらの隊員はチェストリグを着けていますね。
今回隊員達が着ている服が分からない。1月に321st STSがスウェーデンで訓練した時はKRYPTEKのYETI着ていて面白いなと思ったんですが、今回は真っ白いアウターを着ています。官給かな?

ちなみにスノーモービルはMRZRとか製造しているPOLARIS社製です。一人乗り用のSWITCHBACKと二人乗り用のWIDETRAK、あともう一タイプのよく分からんスノーモービルが使われていますね。
お値段日本円にして約110万ほど。軽自動車が買えちゃいます。ちなみにスノーモービルは日本だと私有地はもちろん免許いらず、公道でも普通免許で運転できるそうです。が、スキー場とかでは基本的にライセンスが必要みたいです。北海道とかに土地をお持ちの皆様は是非スノーモービルの購入を検討してはいかがでしょうか。維持費とかは知りませんし、アメリカから持ってくるのにさらに金がかかりそうですが。


以上です。EoTechの終わりは近いのか…?でも最新のミリフォトだとこんなのもあるんですよね。

5月の写真です。まあドイツ国内なので温度変化もそんなに無いからってことでしょうけど、これがまだ使い続ける証拠なのか、単に代替が進んでいないという事なのかどうかは分かりませんね。LMGだからそんなに精密さを求めないとかいう理由だったら笑います。

個人的にはCOMPよりMicroシリーズの方が好きなので、この前の7thみたいにMicro T-2の配備を待ち望んでいるんですがねえ…。

それでは。
  


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2018年04月12日

冬季戦

ガイズリーって響き、なんかかっこいいですよね。最初にガイズリーを知ったのはデルタが416に使っていたSMRでした。
自分はkeymodの形がそんなに好きじゃないんですが、このガイズリーのレイルははかっこいいと思いました。なんででしょうね。
そんなガイズリーは次期SOPMOD Block3にレイルを供給するそうです。その名もSMR Mk16。M-LOKのモジュラーレイルです。
RIS2の後継になるレイルですから将来的に特殊はみんなこのMk16になるでしょう。なんでこの話を出したかというと、DYTACからこのレプが出るらしいからです。中国企業はやることが早い。使用例が増えてくるなら買わなければ。



さて、今回の本題はレンジャーです。
ドイツで第3大隊C中隊の隊員が山岳戦と冬季戦の訓練を行ったそうです。どうもドイツ軍とも共同で訓練したみたいですが、ドイツ軍は全く写っていません。詳細はこちら
最近レンジャーの訓練写真なかなか公開されなかったんですが、そこはSOCEUR。ばっちり公開してくれました。


早速見てみましょう。

雪原を歩くレンジャーです。
手前の隊員はマリタイムにCOMTAC3、PVS-31を付けています。オプスコアのヘルメットカバーだと思ったらなんか違います。ファーストスピアでもないし、ちょっと分かりません。オプスコアとファーストスピアを合わせたらこんな感じになると思うんですが…。ヘルメットに付いてる黒い丸はバトラーの受光部ですね。
服は一番上がECWCSのLelvel6上下、その下に着ているのは官給BDUかな。
プレキャリはRGのMBAV。2018年にもなってRGを使っているとは思いませんでした。ポーチもUCP色が見えるのでかなり古いセットアップです。てかLevel6だとプレキャリの上から着るんですね。
銃は短いのでMk18 mod1、ELCANとLA-5、Surefireのブランクアダプターを付けています。黒いボックスはこれもまたバトラーの器具です。
バックパックはミステリーランチな気がします。よく見えないのでわかりませんが。
奥の隊員は普通のM4というか、CQB-RにAimpointらしきものをを載せています。

待機中のレンジャーです。みんなECWCSのLevel7を着ています。もしかしたらPCUのLevel7も混ざっているかも。
左から2番目の隊員はAVS。その隊員の足元にあるのも恐らくAVSです。
その周辺には奥にAT-4、左がM4 SOPMOD Block2、右にあるMk18 mod1にはAimpoint Mciro T-2が載っています。レンジャーにもエイムポイントの配備が始まっているみたいです。
手前に転がっているライフルも長いM4 SOPMOD Block2。上にはエルカンが載っています。EoTechの後継にエイムポイントは分かるんですが、エルカンの後継はどうするんでしょうね。レンジャーにもVortex Razorが配備されるのか?
右に転がっているM4 SOPMOD Block2には553。ほとんどライフルにSurefireのブランクアダプターが装着されています。

時刻は夕方。レンジャー達もPVS-31を下ろしています。
構えているライフルはMk18 mod1。こちらもMicro T-2が載っています。


M240を射撃中。M240の上に載っているエルカンは1.5X-6Xのタイプ。7.62㎜の銃専用のやつです。
左の隊員のMk18 mod1にはこれまたMicro T-2。本格的に配備が始まっていると見ていいのか?
イーグルの3連マガジンポーチの上にCATを付けています。レンジャーってプレキャリ前面にCATを付ける傾向がある気がします。

まーたNBC装備だよ。M50ガスマスク買いましょう。
マリタイムのヘルメットカバーはさっきのどこ製かわからないやつです。
着ている服は何だろう。右の隊員は官給BDUか、ECWCS Level5。レンジャーはほとんどスコーピオンへの更新が終わっていることを考えるとECWCSの可能性が高いか。
左の隊員は3Cの化学防護服か?もしくは古いECWCSだったりして。

室内にて。
右の隊員が持っているライフルにはEoTech553が。窓付きのP-MAGを装着しています。官給品とP-MAGどうやって選んでいるんでしょうね。混ぜて装備している隊員もいますし個々人が好みで選ぶとは思えませんが…。グリップはHogueのラバーグリップみたいな感じがします。
壁に立てかけてあるのはM4 SOPMOD Block2。こちらも553です。WMX200のライトが煌びやか。



以上です。ちょっと装備が分かる写真は少なかったですが、最近フル装備の写真が中々出てこなかったレンジャーを見れて満足です。
10thが雪山で訓練していた時は防寒着あまり着てなくて大丈夫かと思いましたが、レンジャーは様々なレベルのECWCSを着ていたので安心です。
レンジャーは特殊部隊の中では一般部隊寄りなのでECWCSなのでしょうが、PCUを着ている写真も確認されていたりします。そのうちPCU Block2を着ているレンジャーの写真も出てきたりして。
SOCEURの限らずもっとレンジャーの写真を公開してくれ。

それでは。
  


Posted by POPE at 16:38Comments(0)ミリフォト

2018年04月02日

そんなに...ホロサイトの力が見たいのか...

見たくありません。
BB弾もアスロックも後先考えずに撃つのはやめましょう。迷惑がかかります。


自分は実物のホロサイト、どころか実物の照準器関係には一切手を出していないんですが、友人が実物のEXPS-3を持っているので時々触らせて貰っています。
やはり実物とレプリカの違いが一番出るのはホロサイトですね。レンズが綺麗ですし、何よりレプリカはホロサイトの定義から外れているただのドットサイトです。
残念ながら実物暗視ゴーグルを持っていないので分かりませんが、NVGモードもちゃんとあるようです。

評価が高いEoTech社のホロサイト。一般兵がACOGやCOMPなどを使っている一方、特殊部隊はそのほとんどがアサルトにホロサイトを載せています。特に人気が高いのは553とEXPS-3です。
CQBはもちろん、ブースターを付ければ中距離の射撃まで対応でき、視野が広くとれるホロサイトはまさに特殊部隊にうってつけの照準器と言えるでしょう。
ですが、2015年に発覚した温度変化によって照準が狂うという問題で状況は一変します。SOCOMが指摘したこの欠陥をEotech側は否定することなく、賠償金を払って和解に持ち込みました。ですがお金を払ったところで欠陥が解決するわけでもなく、特に温度変化の影響を受けやすいアフガニスタンなどに派遣された隊員達は危険な状態に晒されている状況が続いています。

世界一の軍事力を持つ米軍と言えどあくまで国家の組織。次の照準器を決めようにも業者の募集、試験、審査、入札、調達開始から部隊配備までと時間がかかります。むしろ規模が大きいからこそ時間がかかる。
なので2017年までは普通にEoTechが使われていました。というか今も多くの部隊で使われています。

2016年にアフガニスタンに展開した10th SFGです。実戦の場であり、昼夜の温度変化がエグい土地ですが、553を装着したライフルが見えます。
あとはJackal Stoneとかの演習でも使われていました。なのでEXPSのレプリカを持っている自分も余裕をぶっこいていたわけです。

が、不安になるこの画像を見つけてしまいました。
陸軍特殊作戦コマンドが作成した将来の照準器のロードマップみたいなのですが、EXPS-3の後継に第75レンジャー連隊が「一時的な解決策」としてエイムポイントMicro T-2を導入することが書いてあります。また1st SFC、つまりODAは「一時的な解決策」としてエイムポイントのM68を導入することも書かれています。
このようにSOCOMは次期照準器の策定を模索している模様です。

どの照準器が次の特殊部隊標準になるのかは分かりませんが、いずれにしてもEoTechが消えるのは確定でしょう。
これは自分も早く次期照準器を購入せねば!と思ったのですが、危機感がない性分なのでまたしても余裕ぶっこいていました。
しかし、遂にEoTech以外の照準器がライフルに載っているODAの画像が出始めてきたのです。


やっと本題です。
今年の2月に米軍とパナマ警察がパナマで合同訓練を行いました。詳細はこちら
パナマは軍を保有しておらず、警察が治安維持にあたります。ええ、アメリカ様が侵攻したせいです。
このパナマ警察と共に訓練したのはSOCSOUTHのODA、つまり7th SFGです。
早速写真を見てみましょう。

手前の隊員はODA。そして奥にいるデジタル迷彩の隊員がパナマ警察です。
ヘルメットは珍しくMICH2001にARCを付けています。ヘルメットカバーはTYR製のこれだと思うんですけど、マリタイム用のやつでもはまるんですね。NVGマウントもノロトスと少し異質です。
プレキャリはハーネス無しのAVS。脇にはコヨーテのTenspeed、背中はTYRのフラバンポーチとスモールGPポーチが2つ。
腰のファストマグに入っているマガジンはなんだこれ?ダンプポーチはMaxpedition。
シャツは官給品でしょう、これからOCP用にコヨーテの色も出てきます。

こちらの隊員は普通にマリタイム。ヘルメットカバーはオプスコア、ARCにSwitch MPLS2が付いています。
プレキャリはまたハーネス無しのAVS。TYRのフラバンポーチは人気です。AVSの前面に付いているのはTACOみたいです。

カッコイイ後ろ姿です。
キャリアはJPC。後ろのポーチはTYRではなくEagleの100rd SAWポーチ。そしてメディカルポーチらしきものの上にTenspeed。
左はTYRのブリーチングツールホルダーの上にMASTをひっつけています。この付け方は真似してみたいですね。
ダンプポーチは恐らくATS。この隊員も官給シャツを着ています。
ライフルに付いているのはPEQ-15な気がします。特殊にしては珍しい。


はい、Mk18に載っているオプティクスにご注目。Aimpoint Micro T-2です。遂にこの時が来てしまった…。
今までも一部の隊員達がEXPSじゃないオプティクスを付けていた写真は時々ありました。しかし、この後の写真を見ても分かる様に今回はほとんどの隊員がMicro T-2を使っています。つまりそういう事です。
右の隊員、PatagoniaのL9ジャケット着てますけど暑くないのか。AVSはちゃんとハーネスが付いています。
ラジオポーチはTYR。腰にはTACOピストルマグポーチとファストマグ、それにLeathermanのマルチツールポーチを付けています。ダンプもTYRかな?

はいこちらも写っている2つのMk18に載っているのはMicro T-2。
手前の隊員G3です。やったね!

こちらもMicro T-2。まあこの部隊だけかもしれませんが、EoTech廃止の流れは確実に来ていると思います。
面白いことにみんなLA-5を一番前に付けて、その後ろにフリップアップサイトを配置しているんですよね。デルタがフリップアップサイトを逆付けしているのとは対照的です。そんなにレーザーは前の方がいいのか?
あとこの隊員のホルスター、いつもの6354DOなんですけど色がコヨーテです。レイダースとかが使っているのは知っていましたが、ODAでは初めて見たかもしれません。

はい、Micro T-2。この隊員なんてフリップアップサイトをエイムポイントのすぐ前に配置しています。実際フリップアップサイトを使うときにはドットサイトなんて使えないので理にかなっていると言えばそうなんでしょうが…。
JPCの脇に付いているポーチ、BFGのアドミンです。そういえばシリアに展開した所属が分からん米特殊部隊が使っていました。
ホルスターに入っているのはたぶんGlock19だと思うんですけど、17用のマガジンに大きなマグバンパー付けてます。それもうコンパクトなGlcok19の意味なくね?

室内訓練の最中。
手前右の隊員のMk18にMicro T-2。ダンプポーチにペットボトル入れてます、是非真似しよう。
中央奥の隊員も恐らくMicro T-2でしょう。これもうレプリカでいいから買うしかねえな!

番外編。この隊員はSTSです。空軍はそんなに更新が早くないのでしばらくはEoTech使い続けてくれると信じています。
ヘルメットは黒のベースジャンプ。カーボンと並んで訓練で良く使われています。頭頂部にフラッグパッチ貼ってるの面白いですね。
キャリアはJPC。胸に付けているのはジャガーノートケースだと思いましたが、よく見ると違います。あ、いやこれモールマウントはジャガーノートだな?ケースは多分Lifeproofとかいうやつかなと思います。
服もCryeやPatagoniaじゃありません。アークテリクスか?いずれにしても官給じゃないことは確かです。わざわざこんな高級ブランド…、趣味ですかね?



ということでAimpointいっぱい!!!EoTechが消えゆく終わりの始まりではないか?という内容でした。
残念ながらもうホロサイトに未来はないんだよ…、とは言いません。
別にホロサイトはEoTechに限りません。リューポルドとかエルカンからもホロサイトは出ています。
ですが長年特殊部隊において不動の地位を確立していたEoTechシリーズが消えるのは悲しいですねえ。

とまあここまで長々と書きましたが、実際これからもしばらくEoTechは使い続けられるでしょう。そもそも7th SFGのこの部隊の指揮官の好みだったりするかもしれませんし。
実際この演習だけでは先が読めません。これから演習が増えてくる時期になるのでそれで他部隊も見てみて…って感じですかね。

いずれにしても自分はエイムポイントがかっこよく見えてきたのでそのうち買おうと思います。皆さんもEoTechの次に2個目買うなら是非エイムポイントをどうぞ。





そういえばロードマップにあったM68。Aimpoint COMP M2のことですが、M5まであるこの時期に今更M2…?って感じがしますね。
それでは。
  


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2018年03月18日

PJタクトレ

花粉症になりました。今まで花粉の時期は何も感じなかったんですけど、今年から目がショボショボするようになったり鼻水が止まらなかったりと、完全に花粉症の症状ですありがとうございました。
これで花粉症の苦しみを実感できます。杉は切り倒せ!杉の絶滅を!


どっちかというと最近はSTSのPJの写真ばかり集めていますが、元々自分はRQSのPJを参考にしていました。
昔(4年前くらい)はそんなにSTSの画像がなかったというのもありますが、自分はナショジオの「inside combat rescue」の動画を見たことがPJにはまったきっかけのようなものでした。
この番組の主役である83rd ERQSはアフガニスタンに展開している部隊で、本土のPJ部隊からのローテーションで構成される部隊みたいです。彼らの画像は広報にも使いやすいのかかなり多くの写真が公開されています。

先月その83rd ERQSがウェポントレーニングと、同じくアフガニスタンに展開している陸軍との共同訓練を行ったそうです。詳細はこちらこちら
ウェポントレーニングというのはその言葉通り、普段自分たちが使っている火器で射撃やリロードなどの動きや、基本的な連携の取り方を再確認する集中訓練みたいですね。タクトレっぽいこともやっているので上のタイトルにしました。何事も基本は大事!
陸軍との共同訓練は、相手の部隊が「Aviation Reaction Force」とか書いているので、恐らく陸軍のMEDEVACの部隊なんじゃないかな、と。任務はPJと似通っているので共同訓練の意義も大きいものでしょう。


早速写真を。
最初はウェポントレーニングの方です。
M4を射撃するPJです。
キャリアはお馴染みAVS、後ろに廃盤になった方のCryeのzip on panelを装着。脇に付いているのはTYRの40mmグレネードポーチです。その横にはライトみたいなのを入れています。
ヘルメットはなく、Cryeのシューターズキャップにコムタックを着けています。射撃訓練にヘルメットなんて重いものはいらないんだよ!!
ベルトはAVSのロープロファイルと思いきや、TYRのBrokosか?TYRのピストルマグ1個にTenspeedのダブルピストルマグを着けています。お尻にはメーカー分かりませんがブロウアウトタイプのメディカルポーチが。
M4はスタンダードな14.5インチに黒のXPS-3とLA-5。グリップがTANとは珍しい。サプレッサーのこの形はもしや…?

グロック19を射撃中。上の写真と同一人物です。
やっぱりウェポントレーニングと言うだけあってピストルの射撃訓練もするんですね。
AVSの右脇に付いているのはこれまたTYRの40mmとスモークグレネードポーチか?ラジオポーチも恐らくTYR。
ホルスターはサファリランドの6378USNです。マルチでグロック19が入るホルスターと言えばこれか6354DOしかありません。

こちらもM4を射撃中。
ハーネスなしのAVSですね。なんかCryeのzip on panel多いなあ、TYRのzipが多い陸特とは対照的です。
脇にはラペリンググローブとTenspeedのマグポ。「マガジン」ポーチの使い方は全くしていませんが。CATとARS Needleを入れています。
ベルトにはTYRのピストルマグポ一本だけ。PJはピストルマガジンの数規定はないんですかね。
M4にはACOGとPEQ-15、それとRMRサイトをオフセットして付けています。道理でM4を傾けているわけです。STSはブースターを使っています。こちらも黒いサプレッサーを装着。

はい、カッコイイ。左の隊員は上の写真と同一人物です。
この写真でお分かりの通り、サプレッサーはSOCOMのRC2です!!!特徴的なギザギザの口です。
納入自体は始まっていたので、後はいつ写真に出てくるかというところでしたが、やっと確認できました。PJは黒のサプレッサーが好きなようですが、これから他の部隊でもTANのRC2が使われていくことでしょう。良かった良かった。

キャリアの構成はこっちの方が分かりやすいですね。
左の隊員はさっきのハーネスなしのAVSにカンガルーマグポ。マガジンとシザーを突っ込んでいます。その前にはCAT、2連のTenspeedとまたまたTYRのピストルマグポですが、入れているのはカッターです。
アドミンに入っているのはシャーピーと防水メモ帳です。
右の隊員もAVS。前面にはTYRのトリプルマガジンポーチ、右脇はTYRのアドミンポーチとCryeのラジオポーチです。
ベルトはVTACのBattle Belt。サファリの6378にグロック19を入れています。ゴリラパッチ欲しいな。

そうそう、タクトレ関連で得た知識ですが、最近はこうやってボディを前面に向ける撃ち方が主流らしいです。なんでも従来は被弾面積を最小限にするために体を斜めに構えていたそうなんですが、ボディアーマーやプレキャリが発達した近年はむしろプレートがある体の部分を相手に向ける方が良いそうです。むしろ体を斜めにするとプレートとサイドプレートの間から弾が飛び込んでくるそうで…。
あ、でもこれあくまでも装備が整っている軍や警察の話で、プレキャリとかを着ていない場合はもちろん体を斜めにするのが一番です!

また同じ人。
M4のストックはVLTORです。なぜか知りませんがPJではVLTORが人気です。右にシザー吊っていますが、それ拳銃抜くときに邪魔にならないの?

うーん、やっぱりサプレッサーが付いている方がカッコイイ。
でも14.5インチにさらにサプレッサー付けると見ての通り長さがとんでもないことになるんですが、取り回し悪くならないんでしょうか。もちろん彼らの活動領域は基本的にアフガニスタンの平原ですから、地上に降りた時はいいんでしょうけど、ヘリの機内とか絶対邪魔だと思うんですが…。
PJは流石にM4A1です。RQSはくくりとしては一般部隊になるのでM4の可能性もあるんじゃないかと思っていましたが、それはなかったようです。陸軍一般にもM4A1の配備は始まっていますし、バーストのM4は消えていく運命にあります。


ここからは陸軍との共同訓練の写真です。
ランディングゾーンを確保する想定ですかね、膝立ちPJがたくさんいます。
手前の隊員のキャリアはJPC2.0。右の隊員もJPC。間の隊員はハーネスなしのAVS。
手前の隊員のコンシャツ、この色という事はG3ですね!!PJというか空軍はFRがよっぽど気に入ったのか中々G3に更新してくれません。
M4にはやはり黒のXPSに黒のRC2。UIDは正方形でした。陸軍は長方形なんですがねえ。海兵隊は丸です。あと靴はSALOMONのXA PRO 3D GTXです。同じもの持っているので分かりました。

負傷兵(役)を処置中。AVSとJPCしかいません。83rdは一時期PICOが流行っていたんですが、やっぱり部隊毎に主流があるみたいです。ですがポーチはTYRが大人気の様です。
右の座っている隊員はCOMTAC4です。かなり見慣れてきました。

陸軍のメディックらしき人も写っています。
左で警戒している隊員のM4に付いているライトがinforceです。WMX200じゃないところがSTSとの違いを醸し出しています。やっぱりM4が異様に長く見える…。というかこの隊員のパンツもしかしてアークテリクスのAlpha Pantでは?

担架に載せられる負傷兵(役)。
手前右の隊員のM4に載っているのはAimpoint COMP M4。サプレッサーが付いてなくてもハイダーはシュアファイアだと期待したんですが、どうやらノーマルハイダーの様です。
それと担架左側の陸軍の隊員、ACPを履いています。MASSIFはよく見ますが、下は通常のBDUが多いので珍しいです。単純に自分が気付かないだけかもしれませんが。

マリタイム!!212th RQSと同様にマリタイムの配備は進んでいます。そのうちRQSはマリタイムに統一されるかもしれません。
反面デルタはバリスティックを使い続けています。どうもマリタイムだとサイドをカットしすぎているというのがデルタの判断みたいです。銃弾だとさして問題ないレベルでしょうが、砲弾や手りゅう弾の破片を考えるとデルタとしてはバリスティックの方がいいのでしょう。
もしかしたら陸特もバリスティックに回帰するかも…?


以上です。83rdはまさに実戦の場に派遣されている部隊なのでとても参考になります。
写真も多く公開されているので、PJ装備なされている方は是非DVIDSで検索することをお勧めします。

ところでPJは花粉症治してくれませんかね。
  


Posted by POPE at 13:35Comments(4)ミリフォト

2018年02月12日

STSとRQS

CryeからG4シリーズが発表されましたね。
G3も段々と部隊に普及してきたこのタイミングで新製品投入です。相変わらず更新サイクルが早い。
今回のG4で自分が一番注目しているのは肩ベルクロがマルチカムに染められたことですかね。Patagoniaに遅れること数年、やっと本家の意地を見せてくれました。が、今のPatagoniaはトルソーまでマルチカムになっています。必要かどうかは議論があるところだと思いますが。
ベルクロの形は官給スコーピオンW2みたいな感じになりましたね。あとニーパッドの表面ェ…。
オプスコアも新しいFASTシリーズを発表しましたし、数年後の特殊部隊はこれらを装備しているかもしれません。追いつけねえ。



本題です。
上のようなタイトル付けましたが、別に部隊解説ではありません。最近の空軍ネタ2つを紹介しようと思ったらこういうタイトルになりました。
ちなみにPJだったらSTSとRQSの違いなんてほとんどありません。STSの方が若干マリタイム多いかなってくらいです、たぶん。
まあそれを今からミリフォト使って証明するんですがね!!!


一件目は去年の11月にハルバートフィールドにお偉いさんが来た件です。詳細はこちら
マーク・E・ミッチェル国防次官補代理(特殊作戦/低強度紛争担当)という方がハルバートフィールドを訪問し、空軍特殊の部隊を視察したらしいんですけど、このミッチェル氏実は5th SFGにいたバリバリの元特殊部隊員で、殊勲十字章まで授与されている英雄らしいです。

そんな方が空軍特殊の本拠地であるハルバートフィールドで出迎えられました。出迎えたのは26th STS。わざわざキャノンから飛んできたみたいですね。


左の方がミッチェル氏、右は24th SOWの司令官です。
ミッチェル氏が着ているのはEAGLEのAERO。CMSAFの時にも登場していました、お客さん向けなんでしょう。
ヘッドセットはコムタック3。空軍なのでもちろんデュアル。
右の司令官はG3のフィールドです。空軍特殊は本格的にG3をBDUとして使っているみたいです。金持ちだなほんと。ただ一般のOCPも見るので階級にもよりそうです。偉い人ほど良いBDUを着ることができる!

26th STSのデモンストレーションに参加するミッチェル氏です。CMSAFの時と違ってバリスティックヘルメットですね。マウントはスケルトンの方。
手に持っているMk18 mod1にはVTACのスリングを付けています。

Mk18 mod1を射撃するミッチェル氏です。さすが元軍人なだけあって構え方がとても綺麗です。
Mk18にはEXPS-3、WMX200、LA-5とスタンダードなアクセサリーが付いています。ストックはブッシュマスター。最近ブッシュマスターに回帰しているんですか?
銃の先端に付いている黄色いものはシュアファイアのブランクアダプターです。これ、訓練で必要なブランクアダプターをSOCOMサイレンサーと同じ形にすることによって実戦と訓練の感覚の差を縮めることができます。レンジャーも使っていました。シュアファイアは頭が良い。

さて、STSの装備です。
左手前のPJはバリスティックにHEL-STAR 6を載せています。ヘッドセットはComtac4です。最近よく見るようになってきました。
JPCの背面にハイドレーション。ベルトはTYRのガンファイター、左腰にメディカルポーチ、右腰はホルスターにグロックを入れています。
服が分からない…。CryeでもPatagoniaでも官給でもないぞこれ。ECWCSとかかなあ。
右の隊員はバリスティックにマンタ、ヘルメットカバー、カウンターポーチ、ヘッドセットはComtac3です。服はG3ですよ!!
興味深いことにこの隊員はJPC2.0です、背中のジッパーで分かりますね。米特だとデルタと空軍でしか見たことないんですが他にも使用例ありましたら教えてください。
奥の隊員はコヨーテのJPC着ています。マルチよりいいのかなあ。服はACです。3人ともガンファイターベルト付けてて笑っています。陸特でも使用例急増中だし一本買おうかな。

ミッチェル氏ではないおじさんがM2撃っています。
右端の隊員が持っている銃のオプティクスに注目。最近見るようになったVortex Razor HDだと思いましたがよく見ると違います。
恐らくトリジコンのAccuPower 1-8×28だと思います。ショートスコープ系は使用例が増えてきました。Razorの方はELCANの後継になるそうです。

というのが26th STSのお話。あまり隊員の画像がなかったのでアレですが、装備のイメージは分かって頂けたかなと思います。


次は今年の1月にハワイで行われた訓練のお話です。詳細はこちら
この訓練ではアラスカ州兵の212th RQSとハワイ州兵の航空部隊である1-171st Aviation Regimentが共同で訓練したそうです。171stはCH-47Fを装備しているみたいですね。

さて、この訓練に参加したRQSのPJの装備を見ていきたいと思います。

はい、右の隊員がPJ、左の隊員は171stでしょう。171stのM4がモブい感じなのは航空科だからか。
PJはCryeのACにバリスティックと標準的な構成ですが、プレキャリがレンジャーグリーンの何かです、何だこれ?
なんか作りからして年代古めな感じがします。パラクレイトとかかなあ。知識が浅いのでマルチカム以降じゃないとわかりません。というか下にPACAソフトアーマーみたいなの着ています。腰にはYatesのハーネス。
銃はMk18 mod1と思わせといて普通のM4にDDのオメガレイルを付けています。オプティクスはEotech552、ライトはシュアファイア、レーザーはPEQ-15の方ですね。CTRストックが最新感を醸し出していますが、やはり一般部隊のライフルって感じです。

こちらの隊員はSTSに近い装備をしています。ヘルメットはマリタイム、Comtac3、PVS-31にHEL-STAR 6。
頭だけ見れば最新です。というかRQSでのマリタイムとPVS-31の使用例初めて見ました。STSにはかなり行き渡っているので一般にも配備が始まったという事か。

同じ隊員です。
キャリアはJPC、フロントにTenSpeedのマグポーチ。銃は普通のM4。こちらもやはりPEQ-15です。頭の上にパッチが付いています。

これが一番の驚きです。Exfilのバリスティックってマジか、STSですらそんな見ないのに。
マリタイムにExfilにとアラスカ州兵は金持ちみたいです。
左の隊員はTYRのPICO、真ん中2人はJPC、右の隊員はAVSのハーネスなしだと思います。
最近のRQSPJのトレンドはPICO/PICO-MVとJPC2.0です。どちらもそこそこのお値段します。

担架で負傷兵の人形を運んでいるPJ達です。前の隊員はさっきの写真の真ん中左の隊員ですね。
頭はExfilのバリスティックにPVS-31とHEL-STAR 6、Comtac3です。HEL-STAR多いです、最近マンタを見ません。
キャリアはJPC、カンガルーとテンスピード合計で6本もマグを入れられます。ただテンスピードはマグ以外にもスモークやフラッシュバンとかを入れられるので、6本持つことは少ないでしょう。現にこの隊員もサイリウムを入れています。
さらに左脇にはTYRのマグポ、ここには止血帯を挿入。その横はメディカルポーチですかね。PTTが新型のNEXUSです。
銃はまためんどくさいレイルを付けています。たぶんNOVESKEのNSRかな。普通のM4使ってくれ…。いやまあカッコイイからいいんですけど。
オプティクスはAimpoint Micro T-1。そういやEotechって温度問題であんだけ騒がれたのにまだ全然使っていますね。
ハーネスはなんとアークテリクスです。てっきりアルパインポッドとか安い系だと思ってたらブランド物でした。ハーネスに始祖鳥のマークとかかっこよすぎるだろ。
後ろの隊員はさっきのマリタイム被った人ですね。

ちなみに何故か知りませんがこの訓練にはJTACも参加していたみたいです。ヘリの誘導とかやっているみたいですが、どこの部隊か書いてありません。ハワイだと25th ASOSがいますが彼らか?それともRQSにJTACが配置されている可能性…?うーん分かりません。
左の隊員、バリスティックにヘルメットカバー、HEL-STAR 6とここまでは定番ですが、ヘッドセットはTEAのHi-Threatです。
TEAってNexusPTTでは有名だけどヘッドセットなんて出してたかな、って思ってたらINVISIOシリーズってTEAなんですね。
プレキャリはSKDのPIGです。横田で320th STSのPJが着ていました。前面にはTACO3つ、そしてGear Discとかいう斜めに取り付けられるアダプターを介してもう一つTACOを付けています。これかっこいいな。右脇のラジオポーチはTAC-T製。
服はG3、ベルトはお馴染みTYRガンファイターです。
それと右のJTAC、装備は良く見えませんが気になる点が一つ。腕を見てください、これApple Watchでは?


以上です。ちょっとSTSの写真が少なかったですがそんなに違いがないという事が分かっていただけたかなと思います。
というか今回の比較だとSTSよりRQSの方が色んな装備を導入しています。RQSにもPVS-31の配備が始まっていることが意外。PVS-15の後継と考えるとフォースリーコンとかにも配備が始まる気がします。
所属は違えど主な任務はほぼ一緒。装備に違いが少ないのも自然な事です。
空軍は特にRQSの方で多種多様なレイルを使っているのが目立ちます。下手をすれば陸特よりバリエーションが多いかもしれません。KeymodだのM-LOKだのRIS2とはまた違ったかっこよさがありますね。
今回の写真を見て言えることは一つ、JPCは最強!!是非買いましょう。自分は持っていませんが。


あ、24th STSだけは別格です。彼らは所属が所属ですから普通の部隊とは一線を画しています。
デルタが使っているガイズリーレイル付きの416だったり、海軍のHK45使っているそうです。
デルタやDEVGRUへのアタッチが多いせいか装備もそちらに似通っています。この前写真で見た隊員なんて完全にDEVでした。
24th STSの装備やるのであればデルタやDEVGRUの装備を集めた方が近道かもしれません。
  


Posted by POPE at 15:27Comments(4)ミリフォト