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POPE
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関東で装備やってます。PJメインで他にODAとレンジャー。完全再現を目指したいけどお金がない…。
サバゲ―はあんまり行きません。タイミングなくてお座敷で満足しています。
現代であればミリタリーネタ全般好きです。

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Posted by ミリタリーブログ at

2018年09月21日

CBRNE Training

最近思うように軍拡が進められなくなっています。最大の理由は資金不足、お金がありません。
というわけでレンジャー装備を凍結しようかと…。ちょっと手を出しすぎましたね。3つも4つも装備テーマがある先輩諸氏の財務状況はいったいどうなっているんだと考えております。宝くじでも当ててえな。



7月のことですがODAがドイツでCBRNE訓練を行ったそうです。詳細はこちら
SOCEURが発表していますし、シュトゥットガルトの近くで行われたみたいなので十中八九10th SFGでしょうね。
CBRNEとはChemical(化学)、Biological(生物)、Radiological(放射性物質)、Nuclear(核)の総称です。要は従来NBC兵器と呼ばれていたものに放射性物質兵器が加わった呼び方ですね。戦争だけではなく、テロや災害にもCBRN若しくはExplosion(爆発物)を加えてCBRNEの言葉が使われたりします。今回はCBRNEに統一しますね。
つまり今回の訓練は毒ガスや放射能汚染化での作戦行動能力を得るための訓練です。具体的にはガスマスクや化学防護服等を装着して通常時と同様に戦闘できるか、といったところでしょう。特にガスマスクは視界が制限されるどころか、呼吸も苦しくなるので適応が難しいものです。訓練で鍛えなければ戦闘なんてできたものじゃないでしょう。


では写真を見ていきましょう。

ヘルメットはいつものマリタイム、スケルトンのシュラウドも増えてきました。PVS-31のケーブルが見えます。
キャリアはPICOです。カンガルーポーチにPMAG3本、その前にはテンスピードを装着しています。
ガスマスクですが米軍正式採用のM50ではなく、AVONのFM53というガスマスクです。ODA以外にはSASとかでも使われているみたいですね。この隊員のは銃を構えるために右側がフラットな右利き用ですが、左利き用もちゃんとあります。
このガスマスクは直接フィルターを付けてそれ単体で使用することもできますが、今回はC420PAPRと組み合わせて使用しています。

ボケていますが手前の隊員の背中に装着されている2つの丸い機器の下にあるのがC420PAPRです。Jackal Stone 17の時にも登場していました。丸いフィルターを通した清潔な空気をホースを通してガスマスクの中に送り込む役割を果たしています。

一枚目と同一人物。
M4のオプティクスはMicro T-2。そしてレイルは…なんだこれ?
レーザーがPEQ-15ですね。ライトはシュアファイアM300。
さてこの隊員が着ている服ですが、Kokatat社のAll Purpose-Prsonal Protective Ensemble(AP-PPE)という化学防護服らしいです。詳しくはこちら
製造はKokatatらしいですが、この素材を開発したのはみんな大好きゴアテックスを開発したWLゴア&アソシエイツ社みたいです。
従来の化学防護服と同様に化学、生物兵器に対応する性能を持ちながら、ゴアテックスと同様通気性を確保して快適性を高めています。
また肩の部分にベルクロがあるのでパッチを貼るのに便利そうです。今までの化学防護服の概念が壊れます。

こちらの隊員達もFM53にC420PAPR、それとAP-PPEと共通しています。
左の隊員のキャリアはAVS。
ライフルはM4ですが、ストックが最初期のスタンダードなストックです。Micro T-2にPEQ-15、WMX200と標準的な構成です。
レイルはNOVESKEのNSRかNHR、Keymodの方に見えます。マグウェル付けているのが珍しい。
右の隊員もAVS。前面に付いているのはメイフラのクアッドマガジンポーチです。腰にはガンファイターベルト。
こちらの隊員のライフルに付いているのはなんとリューポルドのLCOドットサイト。リューポルドロゴの上にnous defionsのマークがありますが自分でつけたんですかねえ、それとも特注品か?とてもカッコイイので真似したい。

上の写真の左の隊員です。
わざわざモザイクがかけられているヘルメットのパッチはどこかの国旗に見えますが…。後ろにはバッテリーポーチ、恐らくTYRの50/50の方。これもそうですがオプスコアのバッテリーポーチもANVIS用なのか横からケーブルが出せないのが不便です。PVS-31用ならTYRの4 AAバッテリーポーチをお勧めします。
AVSの前面はメイフラのQuad 5.56 SwiftClip Placard, GPです。マガジン4本入れられる上にユーティリティポーチが3つも付いている有能なポーチなんですが、これバックルと背面ベルクロで留めるSCARABとか用のやつですよねえ。たぶんベルクロはAVSのフラップを付けるところに貼っているんでしょうけど、バックルはどうやっているんだ?
脇はテンスピード、そして手に持っているのGlock19にはX300Vが装着されています。さすがにドットサイトはまだみたいです。



今回の訓練の意義ですが、リアルメントさんもツイッターで仰っていたように本格的なNBC対処の訓練をしているということは、それを使ってくる組織なり勢力なりを想定しているわけで…。タリバンとかIS系列よりかは、もっと強大で組織力のある敵を意識している気がします。
実際のところNBC環境下でどのような戦闘が行われるのかは知りませんが、相手がそれを使用する能力を持っている限り対処方法は考えなければならないのでしょう。米軍側としては表立って使うわけにはいかないでしょうから、あくまでも対応力としての整備です。


さて、EoTechが消えて今回はT-2でした。
この前のノルウェーでの演習と言い、この写真の射撃訓練と言い10thはCOMP M4にシフトしていくのかなと思いきや、今回は全員T-2でしたね。ここら辺にEoTechの後継が定まっていないモラトリアム感があります。いつになったら後継は定まるのか。


今回は以上です。そろそろ買い物記事でも上げたいんですが、紹介するものが無いからできません。ガスマスクかNBC防護服が欲しくなりました。
  


Posted by POPE at 10:51Comments(0)ミリフォト