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POPE
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関東で装備やってます。PJメインで他にODAとレンジャー。完全再現を目指したいけどお金がない…。
サバゲ―はあんまり行きません。タイミングなくてお座敷で満足しています。
現代であればミリタリーネタ全般好きです。

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Posted by ミリタリーブログ at

2018年10月03日

ODAとPJとEODと

サイレンサーとサプレッサー。皆さんはどちらの言い方をしますか。
定義に沿うと音を消す(silence)のではなく、音を抑える(suppress)ので厳密には「サウンド・サプレッサー」、つまりサプレッサーの言い方の方が正しいというのは皆様もよくご存じのことでしょう。
自分はこの話を真に受けてなるべくサプレッサーを使っていこうと思っているのですが、普通にサイレンサーの方が言いやすいのでつい使っちゃいますよね。この趣味界隈だと話しているお互いが理解していることもあって、どっちを言おうと問題ないのが幸いです。サプレッサー警察とかいるんでしょうか?
ただ世の中表記が混じると探すのが大変だということもあり…。某ショップでずっと「サプレッサー」で検索してたら見つからず、「サイレンサー」でやっとヒットしたということがありました。めんどくせぇ。
実際サプレッサーは音を小さくするよりマズルフラッシュを抑える目的の方が大きいとも聞きます。ロシア軍特殊がAKにサプを付けているのも減音ではなく、マズルフラッシュを抑えて射撃位置を分かりにくくするためだとかなんとか。奥が深い話です。



さてネリス空軍基地と言えば米空軍に興味のある人なら一度は聞いたことがあるかもしれません。カジノの街ベガスのすぐそばにあるとても広い空軍基地です。サンダーバーズの本拠地でもあります。
このネリスAFBのクソ暑そうな砂漠で、8月末というこれまた暑そうな時期に10th SFGが訓練を行ったみたいです。いつもの如く詳細はこちら
10th SFGが本部を置いているのがコロラド州フォートカーソン。ざっと1000km近く離れているんですが、わざわざそんなところまで来たのは理由があります。
というのも今回の訓練の目的は、ネリス空軍基地で養成しているJTACの訓練生たちに実戦的なシナリオを体験させるというものだったみたいです。ご存じの通りJTACは陸軍などの部隊にアタッチして作戦行動を取ることが多く、実任務に近い訓練をするには実際にアタッチする部隊と動いてみるのが一番です。そういうわけで10thの隊員達が協力しにいったんでしょう。10thとしても空軍と共同訓練する良い機会でしょうしね。

ついでにというか、ネリス空軍基地を拠点にしている66th RQSのPJと99th Civil Engineer SquadronのEODも訓練に参加したようです。ということで今回はODAとPJとEOD、そしてJTACのタマゴのお写真です。


まずは10thから。
いつものマリタイムヘルメットにCOMTAC ACHデュアルのTAN。ストロボはマンタ、この隊員さんRHマイナスなんですね珍しい。ARCレイルに付いているのはPETZL STRIX IR Tactical Headlampです。首にかけてもヘルメットに付けても使えるようです。
AVSはハーネス無し。後ろにTYRのZip on Platform、グレネードやらGPポーチが付いている50ozのバージョンです。AVSの下に付いているのはCryeのサイドプルマグポーチ。
ベルトはRaptor TacticalのODIN belt MarkⅢ。BFGのマイクロトラウマキットnowに6354DOとHSGIのメッシュダンプポーチを吊っています。
服はPatagoniaのL9。ドイツの第一大隊と違ってフルマルチの配備は進んでいなさそうです。
銃がまた面白い。レイルはTROYのM-LOK, 5.56, Aluminumの11インチ。ストックはHOGUEのCollapsible Buttstockってモノらしいです。オプティクスがVortexのRazor AMG UH-1です。Vortexホロサイトも作っていたんですね、初めて見ました。LA-5にSOCOMサプレッサーにMAGPULのM-LOK用ハンドストップを付けています。銃の塗装めちゃくちゃカッコイイ。

手前は同じ隊員です。
前面にTACOマグコヨーテ。サングラスはOakleyのHolbrookみたいです。
奥の隊員、M4のレイルがkeymodなのとEXPS-3まだ使っているのが興味深い。お前…生きてたのか…。

こちらはまた別の隊員。先ほどの隊員と構成はほとんど同じですね。違うのはシャツですが、TPのマルチカムTシャツかな。

恐らくメディックであろう10thの隊員。
マリタイムにヘルメットカバーとバッテリーポーチはTYR製。MS2000もそろそろ過去のものになってきました。
AVSの背面にMAST、左にファーストスピアのGPポーチ。この中もメディック道具を入れているみたいです。サイドプルマグポーチも付けています。
ベルトにはTACOピストルマグポとFASTマグ。服はフルマルチのL9です。腕時計は恐らくスントコア。
銃のレイルはBCMのKMR ALPHA 13インチだと思います。EXPS-3、LA-5、WMX200、SOCOMサプレッサーとアクセサリは標準的。スリングはVTAC。フロントサイトの逆付けは流行りです。

同じ隊員。
背中にはTSSI M9メディカルバッグ。恐らくSFLCSのトリプルマガジンポーチに似た3連マグポを逆さにしてM9に装着しています。中に入っているのは止血帯か…?さらにその上にBFGのテンスピード、フラッシュバンを添えて。
靴はメレルMOAB 2 GORE-TEX。

ODAでミニミってかなり珍しいと思うんですけど。
バレル長いのでMk48だと思います。オプティクス何も付けてないんですね、最近EoTechやらELCANやらを付けるのが流行りですが。
ヘルメットカバーはオプスコア製。腰にあるのはTYRのライフルマグポとG-CODEのダブルピストルマグポです。

こちらはヘリの機内から。
胸のスマホはGalaxy S5なんですが、Kagwerksのケースです。どちらかというと空特はジャガーノート、陸特はKagwerksが多い気がします。リムパックでも1st SFGの隊員がKagwerksを装備していました。
余談ですがKagwerksのホームページ見ると日本にも発送してくれそうなので、欲しい人は検討してはいかがでしょうか。ちゃんとJCBにも対応しています。めちゃめちゃお高いですけどね。

M240を抱える10thの隊員。M240なんてミニミより珍しいのに…。
AVSの背中にあるのはEAGLE9×5のGPポーチとTYR9×5のミディアムGPポーチ。弾薬ベルトでも入れてるんですかね。
ベルトはAVSのLowProfileな感じがします。BFGのマイクロトラウマキット、FASTマグそしてATSダンプポーチ。
服はL9のジャケットです。PatagoniaもCryeもジャケット見るたびに思うんですけど、暑くないんですか??砂漠なんてコンシャツですら限界な気がするんですが。

10thとPJです。
一番右の隊員、先程のM240の隊員と同一人物かと思いましたがよく見るとL9のコンシャツです。そして持っているのはMk48。なのでたぶん別人。
今回の10thは役職別に装具統制がかなりしっかりしています。隊員のポーチ等の配置が全く同じ。SFは結構自由なイメージあるんですが、訓練だからでしょうかね。見分けがつかない。腰にある6354DOがマルチカムでもコヨーテでもなくレンジャーグリーンとは。初めて見ました。
中央こちらを見ている隊員は66th RQSのPJです。バリスティックにCOMTAC4。なんで時々顎紐を締めないやんちゃな隊員がいるんでしょう。
キャリアはJPC。カンガルーにマガジンを挿しています。服はACの上とG3のパンツ。胸にあるパッチカッコイイ。
長いM4 Block2に載っているのはVortex Razor HD gen2。いくらELCANの後継だとしても(S-VPSはナイトフォースが選定されたよ)こんな早く一般部隊であるRQSに配備とか空軍は絶対金持ち。逆にそれ以外のレーザーとかライトとか見えないんですが、まあ訓練だから持ってこなかったのか。
その左は10thの隊員。キャリアはMBAV。…え、MBAVって嘘だろ。お前まだ現役だったんかい。レンジャーですらほぼAVSに移行したというのに。
MBAVの背中にあるバックパネルみたいなのはどこ製だろう。メイフラに似ている気がしますがそれっぽいのないんですよね。上に載ってるのはTYRのフラバンポーチ。BFGのトラウマキット本当に人気です。
その左、奥の隊員は見えないのでスルーで。手前の隊員はこちらもPJでしょう。バリスティック、オプスコアカバー、HEL-STAR6、COMTAC4と頭は最新を極めています。
バッグのせいでキャリアが良く見えませんが、脇から見える限りだとJPCとかAVS系の骨抜カマバンではない。そうするとLBTかTYRの可能性が高いですが、LBTマルチカムの発色はこんなに良くない気がする(偏見)のでPICO系列じゃないですかね。
バッグパックはTYR Assaulters Sustainment Pack SOF。なんかベルクロが小さい気もするけどロットの違いでしょう(適当)。
ベルトはTYRガンファイター。M9を入れた6378USN、レザーマンポーチ、どこか分からんメディカルポーチ。
腰に大量のグレネードがあることを考えるにこの人グレネードランチャーを持っていると思います。ただM4の下面にはグリップバイポッドしか見えないので、バッグの中か左腰あたりにMk13かM320を持っていると予想。ウェアはG3です。

一番右はパッチを見て分かる様にPJ。RQSの隊員がMk18 mod1を持っているのはまだ珍しいほうだと思います。キャリアはJPC2.0。でっかい斧を背負っています。
その左はODA。。キャメルバッグはたぶんこれ。銃はM4 FSP。上に載っているのは553とG33という陸特じゃあまり見られない組み合わせ。
その左の隊員はさっきの人です。

こちらJTACの訓練生。STSでもない限りマリタイムは珍しいですね。キャリアはAVSな気がします。
前面にジャガーノートケース。後ろに背負っているのはもしかしてTACTICAL ROVERとかいうものでは?
このガジェット、無線機のさらに上を行くデータ通信機というものらしいです。ようは音声だけでなく画像や映像まで送れるという優れものです。このTAC ROVERで受信した画像なり映像を、前のジャガーノートに入れたGalaxyで見るってことだと思います。空軍はどんどんデジタル化していきます、追いつけねえ。

空軍EODの隊員達。装備はちんぷんかんぷんなので飛ばします。
空軍EODは主に飛行場などでの爆発物事案に際し出動するそうです。つまり彼らは陸軍EODのように遠征する能力は持たず、ましてや海軍EODのように特殊部隊にアタッチする能力なんてありません。
今回はネリス空軍基地自体が訓練地だったこともあり訓練に参加したのでしょうが、実際に戦地に赴くのは陸軍、特殊作戦なら海軍EODのお仕事というわけです。
さてこの99th Civil Engineer Squadron、大元は航空戦闘軍団隷下の99th Air Base Wingの指揮下にあります。ネリス空軍基地の基地業務、飛行場の整備や火災対処から兵の住宅のサポートまで、航空機を飛ばすのに必要なことを全て担っている様です。その業務の中に爆発物処理も含まれる、と。
あんまり見ない部隊なのでこういう写真は貴重です。



以上です。なんかごちゃごちゃした感じになりましたが、これだけの部隊が共同で訓練するのもあまりないと思うので非常に興味深い。部隊ごとの装備の違いとか分かりやすいですね。
それにしても最近のODAは色んなレイルを使っています。Block3も選定されもうすぐ移行する期間だからか分かりませんが、かなりバリエーションが増えているのではないかと。モラトリアムな感じです。民間レイルまとめはこちらの記事を参照してください、今回のも追加しておくつもりです。
あーRazorのレプリカ出ないかなあ。

それでは。
  


Posted by POPE at 12:48Comments(0)ミリフォト