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POPE
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関東で装備やってます。PJメインで他にODAとレンジャー。完全再現を目指したいけどお金がない…。
サバゲ―はあんまり行きません。タイミングなくてお座敷で満足しています。
現代であればミリタリーネタ全般好きです。

2017年10月07日

Patagonia PCU Level5 Block2

前回の記事で言及した新しいもの、それがこちらです。

Patagonia PCU Level5 Block2
Patagonia Level9 Extended Next To Skin Shirtです。使用例たくさんの旧型の方です。
旧型と言っても、どうも肩ベルクロがマルチカムじゃない最初期のものもあるらしいですが、まあ自分はそこを気にせず、ざっくり旧型、新型で分けようと思います。
ネットの海に転がっていたのを運よく見つけることができました。

Patagonia PCU Level5 Block2
しかもこれ、サイズがスモールレギュラーなんですよ!もう言うことなしですね。完璧です。一生大事にしていきます!

トルソーの色が違うこと以外前回と全く一緒なので、レビューは省きます。今回はこれでおしまい!














嘘です。タイトルにもあるように、今回の主役はこちら。

Patagonia PCU Level5 Block2
Patagonia PCU Level5 Block2です。最近よく陸特の人たちが着ているレア物です。
PCUと言えばORCやPatagoniaが製造しているあの灰色のやつが有名ですが、ここ3年くらいでマルチカムやAORの色の新型PCUが増え始めました。コンシャツやBDUが新しいものに切り替わっていくのと同様、PCUも世代交代です。
今回手に入れたのはその最新のPCU、Patagonia製PCU Level5のBlock2です。

今まで自分も本職の人たちが使っているの以外見たことがなかったので、これを見つけたときは震える手で購入ボタンを押しました。

では詳細を見ていきましょう。

Patagonia PCU Level5 Block2
このPCUの大きな特徴とも言えるのがこの肩部分です。
Patagoniaお得意のマルチカムに染められたベルクロですが、L9コンシャツやブラウスのものとは違って正方形に近い形をしています。
そしてその横にはジッパー付きの肩ポケット。この肩の部分が他のコンバットアパレルと見分ける際の最大の違いです。

Patagonia PCU Level5 Block2
正面のお腹の部分にはポケットが2つ。いずれも中はこんな感じでメッシュみたいになっています(語彙力ゥ…)。
まあハンドウォーマーほどの効果はないと思いますが、冷たい風から手を守るくらいのことはできそうです。

Patagonia PCU Level5 Block2
袖口はゴムとベルクロの2本立て。ここのベルクロもコンシャツと同じくマルチカムです。
後述しますがこの袖口ベルクロはPCUを見分けるポイントにもなります。

Patagonia PCU Level5 Block2
襟の部分です。高さはコンシャツより高く、CryeのG3と同じくらいですかね。
ジッパーはタブ付きでIDEAL製。止水ジッパーではなさそう?
ジッパーの基部が首筋にあたらないようカバーが付いている点もコンシャツと同じです。
今までのPCU Level5にあったフードはなくなったようです。ミリフォトみてもフード使っている例なんてほとんど見ませんでしたし、いらないと判断されたんでしょうね。

Patagonia PCU Level5 Block2
首の後ろにはしっかりとPatagoniaのロゴが。
残念ながらタブは切り取られていましたが、サイズはミディアムレギュラー。上に着るPCUとしてはちょうどいい大きさです。

Patagonia PCU Level5 Block2
裏はこんな感じ。ぱっと見普通のBDUと変わりません。

Patagonia PCU Level5 Block2
中はこのようになっております。茶色いメッシュの部分はお腹ポケットの裏地です。

着た感想ですが思ったより薄く作られています。Level5ですから下にLevel3や2などを着ていることが前提なのでしょう。

ただ薄くても作りがしっかりしていることは確かです。
ここ最近寒いせいでTシャツ一枚の上にこれを着てベランダに出たりしてみましたが、風はしっかり防いでくれました。
外側の手触りは、なんていうんでしょう…レインコートみたいなシャカシャカした感じですね。

タグがないお陰で素材とか全く分かりません。
Patagonia PCU Level5 Block2
でもご覧のように水が浮いているので、耐水性はあるようです。
これ水を垂らしてから結構時間が経っていますが、生地に染み込むことはありませんでした。

何分PCUというものを初めて手に入れたので、他のPCUとの比較とかできないんですよね。
もっとアウターウェアを増やさねば!

以下使用例。

Patagonia PCU Level5 Block2
2016年にドイツで行われた訓練です。10th SFGです。
正方形の肩ベルクロに、ベルクロで止める袖口と、ばっちりPCU Block2だということが分かります。

Patagonia PCU Level5 Block2
こちらも同じ訓練での写真。袖口がゴムとベルクロ、そして右のほうにかすかに見えるベルクロが正方形です。

こんな感じでBlock2 Level5は去年から見られるようになってきました。


問題はこちらの写真です。
Patagonia PCU Level5 Block2
2014年の10thの訓練なのですが、この隊員も正方形のベルクロが肩にある暖かそうな服を着ています。
ですがよく見ると、どうもLevel5の薄い生地ではなく、もっともこもこしているダウンジャケットのような感じがしませんか?
もちろんこの隊員のガタイが良すぎて腕の部分が太く見えるということもあるかもしれませんが、それにしても下のすそ部分とか厚い気がします。

Patagonia PCU Level5 Block2
こちらの隊員も同じです。なんか生地そのものが違うような…?
さらにこちらは決定的な証拠として言えるのが、袖口の部分にベルクロがないんですよ。

これはもう別物だろうと思って色々調べました。
そしたらどうもBlock2のPCUはLevel3aとLevel3bが加わったらしいです。詳細はこちら

3a、3bどちらも重ね着前提ではなく、防寒着としてはそれ一枚だけで完結するような設計になっているそうです。

Level3aはポーラテックアルファを使ったフリースジャケット。

そしてLevel3bは完全に新しいレベルのジャケットで、プリマロフトを使ったジャケットみたいです。
この3b、どうもゴアテックス素材も組み込まれているようで、耐水性があります。
今までのPCUをLevel3からLevel6まで一つにまとめたジャケットになっている感じですかね。

説明が長くなりました。
結論から言うと2014年のこの隊員たちが着ているのはPCU Block2のLevel3bではないかと思うのです。
ダウンジャケットのような厚みに、今までLevel5しかなかった肩ベルクロも、3から6までひとまとめにしたのなら付いている理由も納得できます。

そしてそれを裏付けるかのように、ebayにLevel3bの放出がありました。
サイズが大きすぎて買ってはいないのですが、写真を見たところLevel5と同じく肩にベルクロとジッパー付きのポケットがありました。
袖口もベルクロがありません。ビンゴです。
まだ出品されているので気になる方は検索してみてください。めっちゃあったかそうです。


ということで後半は完全に考察記事になってしまいましたが、今回はこれで終わりです。
これから冬に向かうにつれて寒くなっていきますからね、防寒着を手に入れることができて良かったです。まあ外出しないんですが。






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Posted by POPE at 16:56│Comments(0)装備紹介
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