2018年03月26日
レプリカPVS-31 比較
Cryeが価格改定を実施しました。ほとんどの製品が値上げされていますが、JPCなど一部の製品は安くなっているそうです。
特にJPCは250ドル弱から210ドルほどに、JPC2.0に至っては300ドル越えから価格改定前のJPCより安い242ドル弱になっています。
Cryeから購入しようとする人は狙い目ですし、国内のショップでもそのうち安くなると思います。逆に値上げした製品は今のうちに買っておくことをお勧めします。
暗視ゴーグルで今一番の流行はやはりPVS-31でしょう。
ゼロダークサーティの頃はGPNVGがこれでもかというほど流行りましたが、実物が非常に高価なこともあり使える部隊が限られます。それと4眼は重いです。
反面PVS-15の後継として配備されているPVS-31は全軍の特殊部隊で使用が確認されています。従来の暗視ゴーグルと違い筒が独立したビノキュラスは、片目だけにすることもできれば大きく開いてすぐに装着することもできるという優れものです。
そのPVS-31のレプリカ、今市場に出回っているのは2種類です。一つはFMA(Arrow Dynamic)製。もう一つはEvolution Gear製です。
今回その二つをどっちも入手したのでこの二つの比較を行いたいと思います。それぞれの詳細は他の方たちが既に書いているのでそちらを参照してください。あくまで比較記事です。
購入先はどちらも香港のJKArmy。FMAは送料無料セールの時に、EGはブラックフライデーセールの時に入手しました。
まずは箱から。
左がEG。右がFMAです。EGはレプリカの箱としてはごく標準でしょう。FMAが力を入れすぎているだけです。
開封するとこんな感じ。EGは一回開けているので当初どんな風に入っていたか覚えていませんが、付属品は失くしていません。
FMAはスポンジに入っているおかげで最初に入っていた形まんまだと思います。
まずはFMAから。JKArmyではFMA製と書いてありましたが、国内のショップを見ると全く同じものがArrow Dynamic製と書いてあります。謎です。版権の関係ですかね?
PVS-31本体とバッテリーパック、その二つを繋ぐコードが入っています。
本体の接眼部はこのようになっています。ただの青いレンズがはめられているだけなのであまり視界はよくありません。
PVS-31の醍醐味、めいっぱい開きます。
バッテリーボックスです。上の蓋もちゃんと開くので中に電池を入れられます。カウンターウェイトですね。
それと実物はバッテリーボックスにIRストロボの機能があるそうなんですが、そのスイッチが左下にあります。これも可動します、ストロボ機能はありませんが。
残念ポイント。ケーブルはL字コネクタではなくストレートです。なぜストレートで作ってしまったのか…。いや実物にも存在するんですが、圧倒的に数が少ないという。
FMAのこの箱は色々使えそうです。中のスポンジを入れ替えてたらピストルが2丁ほど入るサイズ。
お次はEG。
構成は同じです。本隊とバッテリーボックス、それとケーブル。
接眼部も特に変わりありません。そりゃベースにしているものが一緒なので違いがないのは当たり前。
こっちもグイっと開きます。ミリフォトでPVS-31かどうか判断する時に、この開き方を基準にすると分かりやすいです。
バッテリーボックス。こちらも蓋を開けることができ、IRストロボのスイッチが動きます。
ケーブルは実物に忠実。L字コネクタになっています。差し込むときもシャコッとはまるので気持ちいいです。
こちらのケーブルにはBNVDの文字がプリントされています。
では二つを並べてみましょう。
左がFMA、右がEGです。大きさは特に変わりませんが、重さはかなり違います。FMAの方が重いです。その分FMAの方が作りがしっかりしている感じがあります。
接眼部から。こちらも作りは変わりません。が、EGのほうは電池を入れるとレンズが緑色に発光するそうです。ボタン電池を本体に入れます。自分は調達がめんどくさくて光らせてません。
開いても特に変わりありません。ここまで開くとNVGを上げたときに重心が頭の中心の方に来るので多少重さが緩和されます。
レンズはどちらも青くなっています。実物も青いのでそれを再現しているのでしょう。若干EGの青の方が濃いです。
バッテリーボックスはEGの方が若干大きいですね、並べないとわからないレベルですが。構造自体は変わりません。
ケーブルはEGの方が長いです。しかし、長ければ良いということではありませんでした…。
ヘルメットに装着するとこのようになります。これはFMA製。L4G24マウントもFMA製なのでばっちりはまります。
ただ、コネクタがストレートなせいでNVGを開くとケーブルと干渉します。
こちらはEG製。FMAのマウントでも問題なく付きました。
ええ、ケーブルが長すぎるんです。普通にヘルメットに這わせようとすると工夫が必要です。
ケーブルに何かしらが引っかかってバッテリーボックスを落とす事態とか考えるだけで怖い。
以上です。
FMA製の方が構造は良さそうです。その分重いので頭に負担がかかります。
EGは軽いんですが、そのせいかちょっと不安になる構造です。
このようにコネクタを取る時、バッテリーボックスの接続部が一緒にすっぽ抜けたりします。でもこれは接続部を接着剤かなにかで留めればいいので大きな問題ではありません。コネクタ部分が金属製で、レンズも発光もするのでリアルさではEGが圧倒的でしょう。
全体的に見ればどちらも良く出来ています。レプリカでこのクオリティというのはかなり良い部類に入るのではないでしょうか。
じゃあどっちを買えばいいの?という話ですが、自分としてはEGの方をお勧めします。若干値は張りますが、発光ギミックやL字コネクタなど値段相応の満足感は得ることができます。
ですが、FMAのほうも今は色んなオプションが出ているのでコネクタを交換したり、発光ギミックが特にいらないのであれば十分選択肢に入ると思います。何より1万を切っていてあの箱まで付属してくるというのはかなり魅力的でしょう。
特殊やられている方は1つ手に入れておいて損はないアイテムです。
ところでこれはつい先日の321st STSの写真ですが、ヘルメットに付いているPVS-31のバッテリーボックスを見てください。マルチカムカラーのボックスです。FMAがレプリカで出しているのは知っていましたが実物は久しぶりに見ました。使われているんですねえ。
Posted by POPE at 15:02│Comments(4)
│装備紹介
この記事へのコメント
今悩んでるのがヘルメットのデコレーションなので素敵記事です。いつもありがとうございます!
まずはマウントを調達しなきゃなぁで止まって居るのですが、やはり金属製のタンカラーがオススメですか?バリスティックよりはマリタイムなのかなぁ〜
まずはマウントを調達しなきゃなぁで止まって居るのですが、やはり金属製のタンカラーがオススメですか?バリスティックよりはマリタイムなのかなぁ〜
Posted by dsk at 2018年03月27日 11:45
>dsk様
こちらこそありがとうございます。
金属製の方が安心感ありますね、NVGはレプリカと言えどもそこそこ重さがありますので。色はTANしか見たことありません。
CCTならもうマリタイム一択でしょう。PJならどっちもありますが、最近のCCTはマリタイムばっかです。是非マリタイム買いましょう!
こちらこそありがとうございます。
金属製の方が安心感ありますね、NVGはレプリカと言えどもそこそこ重さがありますので。色はTANしか見たことありません。
CCTならもうマリタイム一択でしょう。PJならどっちもありますが、最近のCCTはマリタイムばっかです。是非マリタイム買いましょう!
Posted by POPE at 2018年03月30日 01:07
マリタイムですか!ヘルメット買うときに悩み海に関連するということでバリスティックを選択しちゃいました。救済措置は無いですか?(´;Д;`)
マウントはL4G24ですか?
毎度教えて君で申し訳ありません。
マウントはL4G24ですか?
毎度教えて君で申し訳ありません。
Posted by dsk at 2018年03月30日 06:28
>dsk様
バリでもちょっと前なら問題ないと思います。2015年以前とかですかね。
はい、24です。24は最強です。
バリでもちょっと前なら問題ないと思います。2015年以前とかですかね。
はい、24です。24は最強です。
Posted by POPE at 2018年03月31日 23:53