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関東で装備やってます。PJメインで他にODAとレンジャー。完全再現を目指したいけどお金がない…。
サバゲ―はあんまり行きません。タイミングなくてお座敷で満足しています。
現代であればミリタリーネタ全般好きです。

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Posted by ミリタリーブログ at

2018年02月22日

アタッチ to ODA

去年11月にTYRに注文した荷物がやっと発送されました。今まで注文から発送までわりとすぐだったので今回は不安になりましたが、無事発送してくれたようで一安心です。
他の事例だと半年待たされたとかもあるので気長に待つことが大切ですね。本当に必要としているのは本職の人たちですし。




ODAは様々な技術(MOS)を持っている人たちで構成されています。情報や医療、工兵などありますが、詳しくはミリブロnewsのこの記事を参考にして下さい。
彼らは彼らでその技術のスペシャリストですが、専門家と言えるほどではありません。彼らの主任務はDAやSR、そして民事工作であり、MOSの技術はその範疇で習得しているにすぎません。もちろん特殊部隊のMOSなので一般兵のMOSよりは高度な事ができますが。
なので実際の作戦行動や大規模な演習だと各軍からその道の専門家を引っ張ってきます。今回はそのODAと共に行動しているアタッチ人員をミリフォトから探っていこうかなと思います。
ただ明確に所属を明らかにしているわけではないので推測になりますが…。


最初はNAVY EODです。Explosive Ordnance Disposal、爆発物処理班のことです。彼らの任務はその名の通り爆発物、不発弾処理。また海では機雷処理もその任務に含まれます。さらに最近はVBSSも任務にするようになってきました。

おかげで今のEODはこんなタクティコーな感じになっています。お前らSEALsか?

ではODAに派遣されるEODはどんな感じなのか。

2014年のFused Responseです。7th SFGが主役ですが他にも様々なユニットが参加しています。この写真の中央の隊員、EODっぽいですね。
というのも7th SFGの隊員は大半がマリタイムにPVS-31、Mk18 mod1 or M4A1(14.5、恐らく訓練用)なのに対し、この隊員はバリスティックにPVS-15、Mk18 mod0を装備しています。オプティクスもEXPSではなく553。
この隊員を別角度から写した写真もあるんですが、それを見るとキャリアはどうも6094のような気がしました。あとはコールサインですかねえ。CN2のNはNAVYのNか?
それ以外は陸特によく馴染んでいると感じがします。パッと見ではEODだと分かりません。ダンプポーチまで装備しちゃって、背中の大きなバックパックを下ろせばカチコミDAもできそうなくらいです。
両側の隊員は謎です。ODAにしては他の隊員と比べて装備が古臭いんですが、ANVIS使っているし、左の隊員なんてPatagoniaです。うーん…?

2015年のCutting Edgeです。海兵隊のSP-MAGTF CRと10th SFGの共同演習。SP-MAGTF CRが創設された経緯を考えると意義深い訓練に思えます。
一番手前のCPCを着ている隊員、恐らくEODでしょう。ヘルメットがバリスティック、Mk18 mod0とさっきの写真と共通点があります。
NAVY EODはCPCの着用率も高いですね。

Jackal Stone 2016の写真。10th SFGが参加しています。
手前左の隊員がEODです。他の隊員はPVS-31なのにこの隊員は15だし、Mk18 mod1だけど553を付けているなあ、と不思議に思っていたら決定的な証拠がありました。
この隊員の右腰を見てください。露出したハンマーを持つピストルを提げています。これ、P226です。海軍の正式名称だとMk25。つまりこの隊員は海軍から派遣されてきているわけです。そしたらもうEODしかないでしょうという事です。
ヘルメットもよく見ればバリスティック、キャリアはコヨーテのJPCです。
最初に挙げた写真でEODにMk18 mod1の配備が始まっていることは判明しているので、この隊員が持っていても不思議ではありません。

Jackal Stone 2016よりもう一枚。手前の隊員はEODでしょう。隣のODAの隊員と比べるとNVGや銃のアクセサリーの違いが一目瞭然です。

2017年のJackal Stoneです。前にも貼りました。
ホルスターが6354DOになったり、PVS-31の配備が始まったりとODAとの違いがさらに少なくなる中、バリスティックや553は未だ相違点として残ってくれています。
あとこれは偏見ですがEODはMk18にバーティカルのフォアグリップを付ける例が多いと思います。

とまあこんな感じでEODは何気なくODAの中に混ざって活動しています。
じゃあなぜ同じ陸軍ではなく、わざわざ海軍から引っ張ってくるのか?ここからは予想ですが、恐らく陸軍のEODには特殊作戦に随伴できる部隊がいないのではないかと思っています。(陸軍にも28th Ordnance Companyのような特殊な例はありますが)
そしてODAの中にも工兵のMOS(18C)を持っている隊員もいて不発弾処理の技術もあるようですが、やはりEODという専門家の方が技術が上なのは明らかです。
その点、海軍のEODはSEALsやDEVGRUへのアタッチも確認されるくらい特殊作戦への対応能力があります。海軍公式ホームページにもEODの任務に「SEALs、Army SF、MEU等の特殊作戦部隊のサポート」と書いてありました。
そのためNAVY EODがODAに派遣されているのだと思います。実際の作戦でも随伴している事でしょう。


お次は空軍系です。
空軍特殊はアタッチしてなんぼみたいなところもあるので、ちょくちょく色んな演習に参加しているのが確認できます。

2014年のJackal Stone。パッチから見て分かる様にCCTです。空軍は他の隊員から見て識別できるようにパッチを大きく貼っている事が多いので、写真を見たらすぐ分かります。
この頃はCCTでもまだバリスティックみたいですね。AVSに背負っているバックパックはEAGLEのYOTEです。

こちらも前に貼りました。Fused Response 2014に参加したPJです。これもパッチですぐ分かります。
前で寝ている負傷兵役は恐らくODAです。PJの方はPVS-15、ODAが31以外はあまり装備に違いがありません。AVSはもう特殊部隊標準プレキャリの地位を確立しています。

2016年のJackal Stone。パッチなどはありませんが、でっかいアンテナを広げているので恐らくCCT。
手前の隊員はM4 FSPにグロックを、奥の隊員はMK18 mod1です。奥の隊員を見て分かる様に、空軍特殊はブースター(特にG33)を好んでいる感じがします。デルタも使っていました。
プレキャリは2人ともAVS。奥の隊員は興味深いことにExfil Bumpヘルメットを被っています。オプスコアのカーボンみたいな立ち位置ですね。

2017年のJackal Stone。そもそもみんな化学防護服にガスマスクと、装備が良くわからない状態です。パッチ類が全く見えない。おかげで探すのに苦労しました。
この隊員のプレキャリの胸の部分見てください。ジャガーノートケースの基部に「That Others May Live」の有名なパッチがあります。はい、PJです。
プレキャリはJPC、銃はMk18 mod1を持っています。何が面白いってPVS-31をバンジーコードだけで留めているところですね。マウントとゴーグルが干渉しているのは分かるんですが、NVGポーチとかないのか…?
あとヘルメットが黒な気がします。
待てよ、空軍で黒…?
まさかこの写真の隊員と同一人物じゃないよね…?ヘルメットは黒だし、プレキャリはJPCだし、マグポもTYR3つで一緒だし、PTTも新型NEXUSだし、ラジオポーチも似ているし、ロット毎に違うマウントの色も似ているし…。
この写真と同一人物であればJackal Stone 2017は321st STSだと確定するんですが。
まあ部隊である程度セットアップを揃えている可能性もありますけどね。



とまあ書いている途中に重大な発見をしてしまいましたが、こんな感じです。
もちろんODAにもメディック(18D)はいます。ですがSTSの記事でも書いたようにPJの方ができる事は多いんです。絶対生かすマンの訓練を受けてきていますからね。
さらにCCTは今やどんな作戦でも必須な存在になっています。アメリカ空軍の圧倒的航空優勢の恩恵を地上の特殊部隊が受けるにはCCTの存在が不可欠です。
よってEODと同じく、PJ・CCTはODA以外にも様々な特殊部隊に派遣されています。彼らが単体で行動することは少ないでしょう。
むしろ1stや10thとかは大規模な演習でなくともPJと共同訓練をしているのが確認できます。

これは実際の作戦時の写真だそうです。アフガニスタンでODAにアタッチしていた23rd STSのCCTですが、待ち伏せ攻撃を受けた際に果敢に敵に挑み、適切な航空支援を要請して部隊を救ったと書かれていました。
Patagoniaのコンシャツではなくジャケットってところがいい味出しています。AVSの両脇にあるPRC-152が空軍って感じしますね。


とまあODAが実際に動くときは色んな部隊が派遣されて来るんだよというお話でした。別にODAに限った話ではなく、DEVGRUにアタッチしている24th STSやNAVY EODが確認されているように、他の部隊も様々なサポート隊員を随伴させます。
今回ODAに的を絞ったのはただ単純に写真を集めやすかったからです。他の部隊にいるサポート兵を探すのも楽しそうですね。
  


Posted by POPE at 13:05Comments(33)まとめ

2018年02月12日

STSとRQS

CryeからG4シリーズが発表されましたね。
G3も段々と部隊に普及してきたこのタイミングで新製品投入です。相変わらず更新サイクルが早い。
今回のG4で自分が一番注目しているのは肩ベルクロがマルチカムに染められたことですかね。Patagoniaに遅れること数年、やっと本家の意地を見せてくれました。が、今のPatagoniaはトルソーまでマルチカムになっています。必要かどうかは議論があるところだと思いますが。
ベルクロの形は官給スコーピオンW2みたいな感じになりましたね。あとニーパッドの表面ェ…。
オプスコアも新しいFASTシリーズを発表しましたし、数年後の特殊部隊はこれらを装備しているかもしれません。追いつけねえ。



本題です。
上のようなタイトル付けましたが、別に部隊解説ではありません。最近の空軍ネタ2つを紹介しようと思ったらこういうタイトルになりました。
ちなみにPJだったらSTSとRQSの違いなんてほとんどありません。STSの方が若干マリタイム多いかなってくらいです、たぶん。
まあそれを今からミリフォト使って証明するんですがね!!!


一件目は去年の11月にハルバートフィールドにお偉いさんが来た件です。詳細はこちら
マーク・E・ミッチェル国防次官補代理(特殊作戦/低強度紛争担当)という方がハルバートフィールドを訪問し、空軍特殊の部隊を視察したらしいんですけど、このミッチェル氏実は5th SFGにいたバリバリの元特殊部隊員で、殊勲十字章まで授与されている英雄らしいです。

そんな方が空軍特殊の本拠地であるハルバートフィールドで出迎えられました。出迎えたのは26th STS。わざわざキャノンから飛んできたみたいですね。


左の方がミッチェル氏、右は24th SOWの司令官です。
ミッチェル氏が着ているのはEAGLEのAERO。CMSAFの時にも登場していました、お客さん向けなんでしょう。
ヘッドセットはコムタック3。空軍なのでもちろんデュアル。
右の司令官はG3のフィールドです。空軍特殊は本格的にG3をBDUとして使っているみたいです。金持ちだなほんと。ただ一般のOCPも見るので階級にもよりそうです。偉い人ほど良いBDUを着ることができる!

26th STSのデモンストレーションに参加するミッチェル氏です。CMSAFの時と違ってバリスティックヘルメットですね。マウントはスケルトンの方。
手に持っているMk18 mod1にはVTACのスリングを付けています。

Mk18 mod1を射撃するミッチェル氏です。さすが元軍人なだけあって構え方がとても綺麗です。
Mk18にはEXPS-3、WMX200、LA-5とスタンダードなアクセサリーが付いています。ストックはブッシュマスター。最近ブッシュマスターに回帰しているんですか?
銃の先端に付いている黄色いものはシュアファイアのブランクアダプターです。これ、訓練で必要なブランクアダプターをSOCOMサイレンサーと同じ形にすることによって実戦と訓練の感覚の差を縮めることができます。レンジャーも使っていました。シュアファイアは頭が良い。

さて、STSの装備です。
左手前のPJはバリスティックにHEL-STAR 6を載せています。ヘッドセットはComtac4です。最近よく見るようになってきました。
JPCの背面にハイドレーション。ベルトはTYRのガンファイター、左腰にメディカルポーチ、右腰はホルスターにグロックを入れています。
服が分からない…。CryeでもPatagoniaでも官給でもないぞこれ。ECWCSとかかなあ。
右の隊員はバリスティックにマンタ、ヘルメットカバー、カウンターポーチ、ヘッドセットはComtac3です。服はG3ですよ!!
興味深いことにこの隊員はJPC2.0です、背中のジッパーで分かりますね。米特だとデルタと空軍でしか見たことないんですが他にも使用例ありましたら教えてください。
奥の隊員はコヨーテのJPC着ています。マルチよりいいのかなあ。服はACです。3人ともガンファイターベルト付けてて笑っています。陸特でも使用例急増中だし一本買おうかな。

ミッチェル氏ではないおじさんがM2撃っています。
右端の隊員が持っている銃のオプティクスに注目。最近見るようになったVortex Razor HDだと思いましたがよく見ると違います。
恐らくトリジコンのAccuPower 1-8×28だと思います。ショートスコープ系は使用例が増えてきました。Razorの方はELCANの後継になるそうです。

というのが26th STSのお話。あまり隊員の画像がなかったのでアレですが、装備のイメージは分かって頂けたかなと思います。


次は今年の1月にハワイで行われた訓練のお話です。詳細はこちら
この訓練ではアラスカ州兵の212th RQSとハワイ州兵の航空部隊である1-171st Aviation Regimentが共同で訓練したそうです。171stはCH-47Fを装備しているみたいですね。

さて、この訓練に参加したRQSのPJの装備を見ていきたいと思います。

はい、右の隊員がPJ、左の隊員は171stでしょう。171stのM4がモブい感じなのは航空科だからか。
PJはCryeのACにバリスティックと標準的な構成ですが、プレキャリがレンジャーグリーンの何かです、何だこれ?
なんか作りからして年代古めな感じがします。パラクレイトとかかなあ。知識が浅いのでマルチカム以降じゃないとわかりません。というか下にPACAソフトアーマーみたいなの着ています。腰にはYatesのハーネス。
銃はMk18 mod1と思わせといて普通のM4にDDのオメガレイルを付けています。オプティクスはEotech552、ライトはシュアファイア、レーザーはPEQ-15の方ですね。CTRストックが最新感を醸し出していますが、やはり一般部隊のライフルって感じです。

こちらの隊員はSTSに近い装備をしています。ヘルメットはマリタイム、Comtac3、PVS-31にHEL-STAR 6。
頭だけ見れば最新です。というかRQSでのマリタイムとPVS-31の使用例初めて見ました。STSにはかなり行き渡っているので一般にも配備が始まったという事か。

同じ隊員です。
キャリアはJPC、フロントにTenSpeedのマグポーチ。銃は普通のM4。こちらもやはりPEQ-15です。頭の上にパッチが付いています。

これが一番の驚きです。Exfilのバリスティックってマジか、STSですらそんな見ないのに。
マリタイムにExfilにとアラスカ州兵は金持ちみたいです。
左の隊員はTYRのPICO、真ん中2人はJPC、右の隊員はAVSのハーネスなしだと思います。
最近のRQSPJのトレンドはPICO/PICO-MVとJPC2.0です。どちらもそこそこのお値段します。

担架で負傷兵の人形を運んでいるPJ達です。前の隊員はさっきの写真の真ん中左の隊員ですね。
頭はExfilのバリスティックにPVS-31とHEL-STAR 6、Comtac3です。HEL-STAR多いです、最近マンタを見ません。
キャリアはJPC、カンガルーとテンスピード合計で6本もマグを入れられます。ただテンスピードはマグ以外にもスモークやフラッシュバンとかを入れられるので、6本持つことは少ないでしょう。現にこの隊員もサイリウムを入れています。
さらに左脇にはTYRのマグポ、ここには止血帯を挿入。その横はメディカルポーチですかね。PTTが新型のNEXUSです。
銃はまためんどくさいレイルを付けています。たぶんNOVESKEのNSRかな。普通のM4使ってくれ…。いやまあカッコイイからいいんですけど。
オプティクスはAimpoint Micro T-1。そういやEotechって温度問題であんだけ騒がれたのにまだ全然使っていますね。
ハーネスはなんとアークテリクスです。てっきりアルパインポッドとか安い系だと思ってたらブランド物でした。ハーネスに始祖鳥のマークとかかっこよすぎるだろ。
後ろの隊員はさっきのマリタイム被った人ですね。

ちなみに何故か知りませんがこの訓練にはJTACも参加していたみたいです。ヘリの誘導とかやっているみたいですが、どこの部隊か書いてありません。ハワイだと25th ASOSがいますが彼らか?それともRQSにJTACが配置されている可能性…?うーん分かりません。
左の隊員、バリスティックにヘルメットカバー、HEL-STAR 6とここまでは定番ですが、ヘッドセットはTEAのHi-Threatです。
TEAってNexusPTTでは有名だけどヘッドセットなんて出してたかな、って思ってたらINVISIOシリーズってTEAなんですね。
プレキャリはSKDのPIGです。横田で320th STSのPJが着ていました。前面にはTACO3つ、そしてGear Discとかいう斜めに取り付けられるアダプターを介してもう一つTACOを付けています。これかっこいいな。右脇のラジオポーチはTAC-T製。
服はG3、ベルトはお馴染みTYRガンファイターです。
それと右のJTAC、装備は良く見えませんが気になる点が一つ。腕を見てください、これApple Watchでは?


以上です。ちょっとSTSの写真が少なかったですがそんなに違いがないという事が分かっていただけたかなと思います。
というか今回の比較だとSTSよりRQSの方が色んな装備を導入しています。RQSにもPVS-31の配備が始まっていることが意外。PVS-15の後継と考えるとフォースリーコンとかにも配備が始まる気がします。
所属は違えど主な任務はほぼ一緒。装備に違いが少ないのも自然な事です。
空軍は特にRQSの方で多種多様なレイルを使っているのが目立ちます。下手をすれば陸特よりバリエーションが多いかもしれません。KeymodだのM-LOKだのRIS2とはまた違ったかっこよさがありますね。
今回の写真を見て言えることは一つ、JPCは最強!!是非買いましょう。自分は持っていませんが。


あ、24th STSだけは別格です。彼らは所属が所属ですから普通の部隊とは一線を画しています。
デルタが使っているガイズリーレイル付きの416だったり、海軍のHK45使っているそうです。
デルタやDEVGRUへのアタッチが多いせいか装備もそちらに似通っています。この前写真で見た隊員なんて完全にDEVでした。
24th STSの装備やるのであればデルタやDEVGRUの装備を集めた方が近道かもしれません。
  


Posted by POPE at 15:27Comments(4)ミリフォト

2018年01月22日

レンジャーアイテム

毎年恒例、西普連の派米訓練が始まりました。自衛隊と違って米軍は積極的に動画や画像を公開してくれるので、とても面白い画像が次から次へと出てきます。
気になる人はこちらからどうぞ。なんかタクトレみたいなことやっててカッコイイです。陸自の方はみんな拳銃を装備しているのも興味深い。


さて、年末から年始にかけて色々装備を拡充しました。本当は前々から買ってはいたんですけど受け取りが結局年始になってしまったという感じですが。
ということで拡充した装備のうち特にレンジャーに関係あるアイテムを紹介していこうと思います。


一つ目はEagleのダンプポーチ。
よく見る1000Dではなく500Dの方です。たぶん支給されているのも500Dの方だと思うんですけど、ちょっと確証がありません。

裏側はこんな感じ。3本のベルトループと、巻き上げたときに使うベルクロがあります。
外観はモールが付いている以外はCSMのダンプポーチと全く一緒です。

中はこのようになっています。シャーピーとか挟めそうなゴムがありますが、何を挟むんだろう?
ドローコードで口を絞れます。他メーカーのダンプポーチも同じですね。

タグです。DP-RU-MS-5CCA。メイドインドミニカ共和国です。
他のイーグルのポーチはだいたいメイドインUSAなのになぜこれだけドミニカンなのか。

構造は二重になっています。どっちにもイーグルお馴染みの水抜き用の穴が空いています。
この二重構造のおかげか、かなりしっかりした作りです。

以下使用例。
トラックに乗り込む隊員が装着。

こちらの隊員は巻き上げています。

お次はOps-Coreのヘルメットカバー。
バリスティック用のヘルメットカバーは持っていたんですが、レンジャーは基本マリタイム。ということで調達しました。
バッテリーポーチは付いておりません。PVS-31のバッテリーボックスだと横からコードが伸びるので使えないんです。完全にANVIS用ですね。
First SpearとかTYRとかからもマリタイム用のヘルメットカバーは出ていますが、やっぱりオプスコア純正のヘルメットカバーが一番かっこいいと思います。

そしてこちら。Ops-CoreのSkelton Shroudです。
最近使用例が増えてきました。元々VASを買おうと思っていたんですが、いつの間にかスケルトンと同じ値段になってしまったので、せっかくだから最新感を出したいと思ってこっちにしました。

この2つを組み込んだマリタイムです。自分は不器用な上に工具もなかったので友人にお願いしました。

なんかOps-Coreのマーク薄くないか?EvolutionGearのレプの方がはっきりしている気がするんですが…。
Ops-Core純正シュラウドを買ってよかったことは留めるネジが複数ついていることですかね。バリスティック、マリタイム用の長いネジとカーボン用の短いネジどっちも付属しています。レプの厚さではカーボン用の短い方がピッタリでした。EGのシュラウドにはなぜか長いネジしかないそうです。実物ヘルメットに付けることを想定しているんでしょうかね。

中身はFMAのマリタイムです。レイルも実物にしようかと思いましたが、ComtacのARCアダプターが問題なく入ったのでいいかな、と。
バリスティックは入らなかったので実物に交換しました。
が、マリタイムにも問題が。実物シュラウドにしたらFMAのL4G24が入らなくなりました。入るって聞いてたんですが個体差ですかね。
まあ元々マリタイムについてたレプシュラウドにも入らなかったので交換は確定していたんですが、ちょっと計画が狂ったぞ…。これはL4G24も実物にしろという神のお達しか?

はい使用例。
中央の隊員以外全員ヘルメットカバーにスケルトンシュラウドです。というかカールグスタフにエルカンとLA-5載せてますよ、金持ちだなあ。


ついでにマリとバリを並べてみました。


マリタイムはせっかく最新感を出したのでHEL-STAR6でも付けようかと思います。もちろんレプを。
バリにヘルメットカバーとか使ってんの?って言われそうですが使用例あります。

Stress Shootの時のレンジャーです。中身はカーボンかもしれませんが…。


あとはこんな感じでPJが多いですが、この前の10thも使っていました。
自分は元々PJ用に組んでましたが、この分だとレンジャーでもタクトレ風訓練の時に使えそうなので喜んでます。


最後です。自分的には大物、Eagle Beavertail Assault Pack。M9に続く2つ目のバックパックです。
散々探しました。危うくYOTEのほうに引っかかるところだったよ、デザインそっくりだし。
だがYOTEはレンジャーで使っていない。デルタとかEODは使っているらしいですが。

前のバックルを外すとこんな感じでペロンとできます。モール付いてるんですけど何に使うのかさっぱり。

ペロンとしたところにタグがあります。BTAP-MS-5CCA。

裏はこのようにモールでプレキャリに装着することができます。ショルダーストラップもあったので背負うこともできますが、プレキャリ直付けをよく見ます。

ペロンとするところと本体の間はこんな感じでメッシュになっています。ちょっとわかりにくいですがかなりスペースがあるのでハシゴとか入れられそうです。

本体の中身はこのようになっています。やっぱり水抜き穴はあるんですね。

では使用例。
手前の隊員をはじめ、見えるだけでも3人の隊員が装備しています。プレキャリ直付け。

右側の隊員が装備していますね。ラジオを入れているのかパンパンです。アンテナ生やしまくるのもかっこいいなあ。

こちらの隊員はベルクロの部分にネームパッチ付けています。ハイドレーションを仕込んでいるみたいです。
あとは17th STSの隊員が多く装備していましたね。ラジオ運ぶのに便利なんでしょう。

以上です。ぼちぼち集めていたレンジャーのポーチ類ですがこれにて一応揃いました。
特にバックパックが手に入ったのは大きい。これでレンジャーも17th STSもやることができます。
そのうちプレキャリの開きでもやってみようかな、と。

それでは。
  


Posted by POPE at 19:57Comments(0)装備紹介

2017年12月25日

レンジャーとピストル

「ピストル…それは人類が手にした最強で最高の武器である」(ケン=ジュー:???~1911)





捏造しました、誰だよケン=ジューって。テンションおかしくなっているので許してください。


今年初頭の話ですがアメリカ陸軍のM9に代わる次期拳銃コンペ、SIG P320がM17、M18として採用されました。自分としてはS&Wを推していたので残念ですが、グロックに勝利したというのが驚き。既に101とかには配備が始まっているようです。
ただ一般歩兵は陸軍海兵隊問わずあまり拳銃を装備しません。よほどCQBを重視した任務ならともかく、普通のパトロールとかには重くて邪魔なだけですからね。基本的に士官・指揮官の威厳用か、機関銃手や通信兵など特技持ちの隊員に限られます。

ですが特殊部隊は例外です。彼らはそのほとんどが拳銃を装備しています。
そもそも特殊部隊は全員が「特殊」という特技持ちです。つまり一種のステータスを持っているわけです。それを誇示するわけではないですが、やはり拳銃を装備する兵は特別という概念があるのは確かでしょう。
部隊の性質上CQB任務などライフルから拳銃にスイッチする機会が多いのも理由の一つです。

今回はそんな「特殊部隊」の一つである第75レンジャー連隊のピストルに関するお話です。
決して最初のあいさつにレンジャー装備もやるって書いてあるのに、ここに至るまでレンジャーが主題の記事がなかったから強引に書いたというわけではない。

USASOC隷下であるレンジャー連隊は指揮系統的にも任務を見ても特殊部隊なことに間違いありません。
ウィキペディアにも「レンジャー連隊は、通常戦闘と特殊作戦の両方を遂行できる」って書いてあります、誰が編集したのかは知りませんが。
そんな特殊部隊であるレンジャーのみんなもかっこよくピストルを携行しているんだろうなあ、と思って写真を見てみるとですね

…無い

…無い

無い

無い!

無いじゃん!!!


ええ無いんですよ、腰に吊るしてあるはずのそれが。最初にパパっと集めたレンジャーの写真どれを見ても拳銃を携行している隊員いないんです。
は?レンジャーって特殊部隊じゃねえの??

…いや、絶対あるはずだ。彼らは特殊部隊なんだから!ということで「レンジャー ピストル」で検索したら一応ありました。

レンジャーがピストルの射撃訓練をしている写真ですね。やっぱり持ってるじゃんか、このホルスターは何だ?

ということで拡大。
6354DOに似ているがなんか違います。SLSのアーム付いてるし。
調べたらどうもサファリランドがレンジャー専用に作ったM9用ホルスターみたいですね。ライトも付けたまま収納できるそうです。

中々使用例が見つからないことを考えると、レンジャーの拳銃使用率は一般歩兵並みに低いみたいです。やっぱり指揮官クラスとかだけなんでしょう。
官給品で市販していない上にレンジャーの使用例もとても少ないということはまず手に入らんな、と思ってレンジャー装備でサイドアームを携行するのは諦めました。


ですがこの画像に出会ってしまったのです。
有名なレンジャーがSCARを撃っている画像ですね。Mk17をMk16にコンバージョンしているそうです。
腰を見てください、お前SERPAやん!ブラックホークのこれなら自分でも普通に買えるし安いぞ。

だが待てよ、これ他のホルスターも普通に使っているのでは?と感づいた自分は必死にレンジャーの写真を漁ります。

重機関銃ぶっ放している隊員です。恐らくサファリランドの6034。SLSのホルスターです。

2015年のStress Shoot訓練の写真です。タクトレ要素が強かった様で、参加した隊員ほぼ全てが拳銃を携行しています。
右の隊員はさっきのレンジャーホルスターですが、左の隊員は黒のSERPAにM9を挿しています。
LV-MBAV使ってたり、M4に載っているオプティクスがショートスコープだったりとかなり興味深い訓練です。

この訓練の動画が上がっていました。
シューティングレンジでの射撃や負傷者を引っ張ってからの射撃などかなりハードな訓練内容です。

あれ?君たちなんかグロックみたいなの使ってない?

やっぱりグロックじゃん!

ということでレンジャーはグロック19も使用しているみたいです。この隊員なんてブレードテック(or G-CODE)のホルスター使っています。


よく見たら使用例あるんですよね。
これとか。

この隊員も。

スナイパーチームらしき左の隊員なんてCryeのガンクリップとかいうゲテモノに挟んでいます。

考えてみたら当然の流れなんですよね。同じSOCOM隷下のODA、シールズ、レイダースが大量導入しているので、むしろ何で今までM9を使っていたのか不思議なくらいで。
レンジャーにも順次配備が始まっているようです。

あともう一つ。

レンジャーのフェイスブックから拾ってきました。
今月頭にイタリア陸軍特殊作戦司令官がレンジャーを訪問した時の写真なんですが、真ん中の隊員見てください。陸特お馴染み6354DOです。これもうODAと変わんねえな!


とまあこのように、陸特用にグロック19と6354DOを調達していた自分は勝手に問題解決してしまったというオチです。いやあ良かった。
ですがレンジャーの拳銃携行率はやっぱり低いので、基本持たない方向で装備を組もうかなと思います。指揮官なんて身の丈に合いませんし。



ちなみにですが、4軍の特殊の中でもう一つ拳銃の携行率が極端に低い部隊があります。
それは空軍特殊です。Eager Lionの時の記事を見てもらっても分かると思いますが、彼らほとんど拳銃を持たないんです。
これも任務を考えれば分かり切ったことですが、航空支援や負傷者救助など拳銃が必要な任務はあまりありません。

まあ持っている例もなくはないんですが。
この2016年のJackal Stoneの時とか。

これは2016年の1st SFGと320th STSの合同訓練だったかな。左のPJがグロック下げています。


ですがやっぱりRQSのPJも含めて空軍特殊はあまり拳銃を持ちません。
DEVGRUも夜間作戦はピストル携行しないことが多いという話もありますし、不測の事態に備えるというのも重要ですが、不要なものは持たないという方針もプロって感じがしますね。



以上です。レンジャー装備に拳銃は不要といったことがご理解いただけましたでしょうか。
逆に拳銃を装備してタブレットでも携帯すれば指揮官っぽく見えるということです。
もしレンジャーホルスターを入手できたという強運な方がいましたら、せっかくなので是非指揮官装備を目指してみてください。

それでは。
  


Posted by POPE at 14:28Comments(0)まとめ

2017年12月22日

Urban Combat Training

ええ、そのまま。市街地戦闘訓練です。
Urbanって市街地より都市の意味の方が強いそうです。というかUrbanは形容詞なんですね、薄学なんで初めて知りました。


11月にドイツのシュツットガルトで実施されましたSpecial Forces Advanced Urban Combat Training exerciseに10thの第一大隊が参加したようです。詳細はこちら
ヨーロッパはやっぱりきな臭いんでしょう。10thは(というよりはSOCEURの方針か?)積極的に訓練の写真を公開してくれています。
どうもこのSFAUC exerciseは10thの隊員のスキルテストでもあったみたいです。記事に都市部におけるDAのテストと書いてあります。
そりゃ市街地戦闘なんて完全にDAですよね。市街地のSRって私服装備になりそうだし…。非対称戦を意識するなら私服装備の可能性もありますが、今回はみんなフル装備です。

さっそく見ていきましょう。

部屋に突入する前の待機状態みたいですね。
一番左の隊員は珍しくバリスティックを被っています。上に着ているのはPCU Block2のLevel5か3B。たぶん3B。
キャリアはハーネスなしのAVS。後ろに付いているのはファーストスピアのGPポーチを2つにTYRのPRCポーチ。さらにブリーチ用のショットガンを背負っています。腰は恐らくATSのモールベルトにATSのダンプポーチ、HSGIのメディカルポーチ、それと6354DOを吊るしています。
真ん中の隊員は普通にマリタイム。着ているのはおそらくPCU Block2のLevel3A。
こちらもAVSはハーネスなし。腰のモールベルトはAVS LowProfile。TYRのマガジンポーチ2つとダンプポーチ、
右の隊員も3AのPCUにAVSのハーネスなし。ハーネス取り外すのがトレンドなのか?軽量化ぐらいのメリットしか思いつかん…。
モールベルトはVTAC製、そこにTYRのピストルとライフルマガジンポーチをもりもり。
ライフルは3人ともM4 RIS2のFSP。


こちらもほぼ同じ構図。先頭の隊員の銃に注目するとまたレイルが違います。TROYのM-LOKレイルか?でもフロントサイトが露出しているような気がするんだよなあ。確証ありません。

この写真見て気付いたんですけど、みんなハイレディですね。
素人なんでハイレディはSEALsだけとか思ってたんですが、どうやら状況によりけりのようです。タクトレ関係はよくわからん。

左の隊員、JPCです。
右の隊員のAVSはちゃんとハーネスが付いています、良かった。こちらの腰にあるのは恐らくTYRのミディアムメディカルポーチ。

右の隊員、コールサインにXがありますね…。

演習の準備中。大量に並んだペリカンケースが羨ましい。
一番左の隊員、恐らくPCU Block2のLevel5。AVSの後ろに付いているのはEmdomという会社のVehicle Hydration Carrierみたいです。表面にジッパー付きのポケットが2つあったり、ベルクロを貼れたりと便利そうですね。腰には珍しく黒のTYRガンファイター、BFGのマイクロトラウマキットと6354DO。この隊員の足元にある袖が見えている服はBlock2のLevel5で間違いないでしょう。
一人挟んでコムタックを着けている隊員は恐らくLevel3a。AVSの背中にTYRのラジオポーチ、BFGのトラウマキット、ハイドレーション。
手前にいる隊員が着ているこの服はなんだ???ええ、PCU Block2だと思ったんですけどベルクロの部分が違いますね。またPCUのロットが新しくなったとかかなあ。腰にあるのはTYRとesstacのピストルマガジンポーチです。
一番右の隊員、Emdomのハイドレーションに付いているパッチ、「A56X」って書いてあります。


この訓練に参加した隊員みんなFSPです。
これ、11月末にエストニアの国防大臣が10thを訪れた時の写真なんですが、この時もFSPです。
Jackal Stoneの時はMk18 mod1とFSPで半々くらいでしたが、10thだけの訓練を見ているとほぼFSPを使っています。
フロントサイトなんてダサいと思っていましたが、実際こうやって使われているのを見るとかっこよく見えますね。欲しくなってきましたがVFCの高いんだよなあ。

やっぱり11月のドイツは寒いんでしょう。みんなPCUを着ています。以前手に入れたBlock2のLevel5もちゃんと使っているようで嬉しいです。あとパンツはPatagonia。10thのG3使用例少なすぎる。
にしても最後の写真、手前の隊員の服気になります。アークテリクスとかだったら面白いんですけど、袖口のベルクロもマルチカムなのでたぶんPatagoniaだと思います。だがそれらしいものを見つけられない、うーん…。

ところでコールサインにXが入っている隊員はJFKスクールとかの教官って話ありませんでしたっけ?
今回の訓練、冒頭でも書いたようにテストも含まれていたらしいので、このXの隊員はJFKではなくとも10thの教官、指導官クラスな気がするんですけどどうなんでしょう。
CIFもそうですけど、コールサイン分かるともっと面白くなりそうです、勉強せねばな。

それでは。





  


Posted by POPE at 12:57Comments(0)ミリフォト

2017年11月24日

要人警護

寒い。本格的に冬です。
せっかく買ったPCUとか着ようと思うんですけど、どう考えても肩にベルクロがあるものを普通の防寒着と言うのは無理がありますよね。
PCUのLevel3のフリースとかは普段使いできそうだなと思うんですけど、Level3とは言えやっぱり高い。そもそもミリタリーの服を普段使いしようというのが無謀です。大人しくユニクロのフリースでも着ましょう。


今月頭にトランプ大統領がアジアを歴訪しました。トランプ大統領を護る車列の動画とか見ましたけど、いつ見てもあの車列は圧巻です。SPのレクサス警護車とかシークレットサービスのシボレーとかカッコイイ。あの重厚感がたまらないですね。

トランプ大統領は日本の他に韓国、中国、ベトナム、フィリンピンを訪問したそうです。韓国では北朝鮮との境界線、DMZまでサプライズで視察しようとしましたが、悪天候で断念したそうです。

はい、シークレットサービスの話ではありません。シークレットサービス装備ってハードル高そう…。
こちらの写真をご覧ください。(今回の記事の写真は軍公式から出たものではないので一応加工しています。)

AFP通信が報じた写真です。
チヌークの機内から撮影されたようで、陸軍の隊員とシークレットサービスのCounter Assault Teamの隊員が写っています。
ですが、よく見ると真ん中にマルチカムをのプレキャリを着たお兄さんが写っていますね。これは…?

次の写真です。
これはAP通信から。同じくチヌークの機内からの撮影です。こちらも2人マルチカムのプレキャリを着たお兄さんが。

なんか怪しいなと思って他の写真を漁ってみました。そしたらありました、かなり高解像度の写真が。
こちらです。
確かロイターが報じた写真です。ばっちり写っていますね。ソウル南方の龍山基地で撮影された写真です。詳しく見ていきましょう。
一番右の隊員はマリタイムにCrye AVS、TSSI M9メディックパックを背負っています。AVSの横にはBFGのTen Speedのマガジンポーチにスモークグレネードかフラッシュバンを入れているような気がします。銃はMk18 mod1と6354DOに入れたグロックです。グロックにはランヤードを付けているように見えます。
真ん中の隊員はマリタイムにComtac、PVS-31。コヨーテのJPCにKDUとTen Speedポーチを装着。というか、マガジンポーチを2段重ねにしている?腰にはTYRのピストルマグポーチ、ダンプポーチ、ペツルのラペリンググローブ、サイリウムをぶら下げています。銃はこちらもMk18 mod1。背中はOutdoor Researchのバックパックからアンテナを生やしています。

…どう考えてもODAです、ありがとうございました。
一番左はCATの隊員でしょう、背中のパッチにシークレットサービスって書いてあります。
黒のバリスティックにこちらもPVS-31。肩にパッチを貼っているので恐らく黒のコンシャツ、キャリアも黒。LEって感じが溢れます。
つまり、シークレットサービスと陸軍ODAの合同警護なのです。
報道によるとトランプ大統領はソウルのホテルから龍山基地まで移動し、そこからヘリでDMZに向かったそうです。このヘリというのがプレジデントホーク。それに随伴したのが2機のチヌークですが、このチヌークにCATとODAが乗っていた模様です。残念ながら引き返しましたが。
右の隊員が恐らくメディックということを考えると、想像が膨らみますね。シークレットサービスのメディックや大統領専属の医者はいるのでしょうが、いざ事が起こった時に彼らが前線に出られない場合、後は警護要員の救命処置の任務なんかもあったのではないでしょうか。

実はODAによる大統領の警護は過去にも事例があります。
下の写真は2016年にオバマ大統領がベトナムを訪問した時の写真です。

JPCやAVSにマリタイムヘルメット、ラペリンググローブや6354DOホルスターなど、これもODAの隊員なのはほぼ確実でしょう。真ん中の隊員なんてコムタック4を使っています。

これは2015年にオバマ大統領がフィリピンを訪問した時の写真。AVSを着ている隊員がODA、他の黒い隊員はCATでしょう。
いずれの写真でもシークレットサービスの隊員はPOLICEのパッチを付けているのでわかりやすいですね。

これらのODAは管轄から考えて全部1st SFGでしょう。それも恐らく沖縄にいる第一大隊だと思います。CIFも出張っている可能性が高いので、1/1なのはほぼ確実だと言えます。
見たところ(韓国のを除いて)普通の市街地でM4振り回していますが、色々大丈夫なんですかね?

では次の話題へ。下の写真はトランプ大統領が韓国の後、中国を経由してベトナムを訪問した時に撮影された写真です。
私服にプレキャリを着てでかいキャリーバッグを運んでいる人がいます。
ええ、話の流れからまたODAだと思った方も多いでしょう。しかしよく見てみるとキャリアはEAGLEのSPCですね。ほう…?

こちらの写真では優雅にコーヒーカップを持っています。
左の人が抱えているのはARCレイル付きのMICH2000のようです。その長いバッグにはいったい何が入っているんだろうなあ(棒)。

こちらも私服にプレキャリのお兄さんたちが写っています。右の方はMCPC、左の方は恐らくコヨーテのJPC。
はい、もうお分かりでしょう。彼らの右腰に吊っている拳銃がM45A1ということが決定的ですね。
彼らは十中八九フォースリーコンです。SPCやMCPCを着用してM45を使っている部隊なんてフォースリーコンしかありません。レイダースはGlock19に更新した上にMCPCとかの使用例はないので。

ではどこの部隊かという事なんですが、次の画像をご覧ください。
左の隊員の右腰をアップで写した画像です。Safarilandの6004SSホルスターにM45A1を入れているのがばっちり分かります。
問題はこの隊員のモールベルト。海兵隊にはあまり詳しくないんですが、どうもこのモールベルトは沖縄オードナンス製らしいのです。
沖縄にいるフォースリーコンと言えば31st MEUしか考えられません。31st MEUのMRFでしょう。

2016年のベトナムはODAでしたが、今年はフォースリーコンだったみたいですね。
フォースリーコンも要人警護の事例があります。
ツイッターから拝借したので場所、年代ともに分かりませんが、フォースリーコンの要人警護の時の写真らしいです。
よく見ると左側や真ん中の隊員達がM27を持っていますね。ヘルメットがMICH、PVS-15、M45とフォースリーコンの要素が多くあります。
ど真ん中にいる隊員はPOLICEパッチが付いているのでCATの隊員でしょう。

どの写真も軍の隊員は上は黒いシャツ、下はカーキやタンといったデザート系のパンツと統一されています。恐らく要人警護の際に、警護要員を識別しやすくするために服装の規定があるんでしょう。
それにしても私服プレキャリはカッコイイですね。LE界隈とかで私服にプレキャリの装備は人気ですが、軍もこのように警護任務や非対称戦を想定した訓練では私服装備をすることがあります。上がシャツだけなせいで筋肉をつけないと再現できませんが…。


とまあこのように大統領が外遊する際の警護はシークレットサービスだけでなくODAやフォースリーコンも参加することがあるんだぞ、というお話です。そういえばアフガンとかでもDEVGRUがカルザイ大統領を警護した有名な写真がありました。
日本や他の先進国でこう言った光景が見られなかったのは、やはり治安の良さと警察の警備能力の高さ故でしょう。もちろん横田とか座間とかに待機はしていたと思いますけど。韓国でもDMZに行くというサプライズがなければ出てくることはなかった気がします。
シークレットサービスの隊員も十分精強ですが、特に韓国ではいざ不測の事態が起こった時最終的に対応することになるのは軍ですからね。そうなった場合に備えて大統領周辺と軍との臨時のリエゾンの役目も負っていたんでしょう。

装備の再現は筋肉という問題を解決すればかなり楽だと思います。黒いTシャツにカーキのカーゴパンツを用意すればいいだけですからね!()
市街地のロケーションだとLEに負けないくらい映えると思います。まずは筋トレをしましょう。


ところで11月のソウルってかなり寒い気がするんですが、半袖Tシャツなんかで大丈夫ですか…?
  


Posted by POPE at 17:21Comments(0)まとめ

2017年11月15日

Patagonia Level9 Temperate Blouse

マルイが89式のガスブロを発表しましたね!!!自衛隊は範囲外ですが正直欲しいです。
日本人として89式は一本持っておかねばと思いますが、自衛隊装備の何が厳しいって、どう頑張っても絶対に実物装備が手に入らないところです。戦闘服はレプリカでも誤魔化せますが、プレートキャリアとなるとかなり手を加えないと実物に近づかない気がします。
そうなると特殊作戦群想定とかいう装備になりますが、そもそも奴らは89式なんぞ使っているのか…?
とにかく難しいので銃を手に入れて満足でしょうね。
あとM45A1も意外でした、てっきりグロック19の方が先に来るもんだと思っていたので。ガバ系は型ができてるから簡単なんですかね。
わりとかっこよかったのでこっちも心が揺れています。フォースリーコンでも始めるか…。

さて本題です。前回はCryeのフィールド上下を紹介しましたが、実際のところG3のフィールドはあまり使われていません。
あ、もちろん空軍ではよく使われているんですが、陸軍ODAだと一部でしか見られません。それもそのはず、陸軍特殊官給ACの後継としてはPatagoniaが選ばれました。それに伴ってフィールドシャツもPatagonia製のものが多く見られます。今回はそのPatagonia製フィールドシャツをご紹介します。

はい、Patagonia Level9 Temperate Blouseです。このTemperate BlouseというのがPatagoniaで言うフィールドシャツになります。
ところで毎回思うんですけどこのLevel9ってどこからどう来ているんでしょう。PCUはLevel7まで、しかも7ともなればかなり厚手の防寒着になります。最初Level9の表記を知ったときはわけわかんなくて混乱しましたね、概念壊れる。
まあPCU関係なくLevel9の名前を付けているんでしょうけど。誰か詳しい方教えてください。

肩の部分。コンシャツと全く一緒です。ポケットもベルクロとボタンの2個留め。
PatagoniaのジャケットにはこのTemperate Blouseとは別にJungle Uniformなんてものもありますが、あちらは下のベルクロがもっと大きくなっています。ブルキナファソでデルタが着ていましたが、それ以外の使用例は見たことありません。

こちらもエルボーパッドを入れることができます。持っていません。

袖の部分もコンシャツと一緒。相変わらずここのベルクロまでマルチカムです。Cryeも見習え。

胸ポケットです。Cryeとは方向が逆。官給BDUのポケットの角度が一緒ですね。
ただSEALsとかに納入されているNSWモデル(AOR1や2)のブラウスはCryeと同じ角度です。
陸軍用も最新ロットではCryeと同じ角度にされているみたいですが、ちょっと確証がありません。胸ポケットってだいたいプレートキャリアに隠れちゃうのであまり見えないんですよね。

胸ポケットも肩と一緒でベルクロとボタン留めです。さすがにここのベルクロまではマルチカムに染められていません。

カラーの部分。ここのベルクロもマルチカムかよ…。前はボタン留め。Cryeと一緒で一番上のボタンだけ露出します。

立てるとこんな感じです。やっぱりCryeより少し低い。ただ当たり前ですがコンシャツよりは高いです。

タグです。Patagoniaのロゴと い  つ  も  の   S M   R MD Rです。まあジャケットだしミディアムでもいいかな、と。格安だったし。
材質はナイロンコットン50/50。Cryeと一緒です。
これ届いたあとに比べてみたんですけど、官給BDUって色んな素材使っているんですね。FRレーヨンとかパラアラミドなんかも組み込まれています。なんであっちが1万円以下で買えてCryeとかPatagoniaに100ドル以上も出さないといけないのか…(ヒント:調達数)。

後ろです。特に言うことはありません。

以下使用例。
10th SFG。珍しくホルスターが6354DOではなく6378USNです。あとストックがMagpulのSTRストックなのも珍しい。

同じく10th。二人ともL9ブラウスです。右の隊員はグロックをBlackHawkのホルスターに入れています。

7th SFG。右の隊員が着ていますが、なんとこの隊員のキャリアはEAGLEのAEROです。
すっかり希少種になってしまったお高いプレキャリにTYRやATSのポーチをもりもり、右にはブリーチャーを引っさげています。

ちょっと前の写真ですがアフガニスタンで作戦行動中のODA。詳細は分かりませんが、アーマーがMBAVなことやMICHを被っていることを考えると2011、2012年辺りじゃないかな、と。ANAコマパッチ欲しい。

空軍23rd STSです。真ん中の隊員が着ています。周りがみんなマリタイムなのにこの人だけMICHなのはなんで…。
M4は長いFSPのRIS2です。


以上。ぶっちゃけ普通のBDUと何ら変わりはありません。ただG3のフィールドよりは確実に使用例が増えるでしょう。
これからの季節コンシャツだと肌寒くなりそうなので、是非ジャケット系の購入をお勧めします。(え?装備着たらコンシャツで十分?そこはまあ…ほら、ロマンだよ。)
  


Posted by POPE at 19:26Comments(0)装備紹介

2017年11月06日

Crye Precision G3 Field Shirt & Pant

気付けばもう11月ですね。気温は相変わらず低いですが、たまに暖かい日もあるという気候。
個人的には寒暖差でやられるからこの微妙な感じは嫌いです。

さてやっと上下揃ったのでご紹介します。
Crye Precision製G3 Field ShirtとG3 Field Pantです。
コンバットの方は人気ですがフィールドとなるとあまり持っている人がいないようなのでレビューしようと思います。

まずは上から。

沖縄放出のものらしいです。ヤフオクの説明欄にはそう書いてありました。
沖縄でG3のフィールドを使っている可能性がある部隊なんてかなり絞られますね。1st SFGか353d SOGでしょう。

肩ポケットの部分にはG3の特徴的な細長いベルクロと、Crye製の証であるロゴ入りテープ。このテープはG3のコンシャツから付けられていますね。
ペン差しが付いている部分も含めてコンバットシャツと全く変わりません。

ひじの部分はコンシャツと同じくエルボーパッドを入れることができます。パッドが露出しないG3タイプ用です。

胸ポケットはACと違って埋め込み式に。お陰でポケットもこの様に少ししか開きません。
ポケットが独立していたACの方が使いやすいと思うんですが、G3がACの改良版ということを考えると現場の人達はこっちの方が良いということなんですかね。

胸ポケットの横は外側だけ縫い付けがありません。この様にパカパカします。かといってここに手を入れても何もありません。ほんとなんでこんな構造にしたんだ…。

ご存じの通り空軍特殊はG3やACをBDUのように運用しているので、自分もそれに倣ってヘタレンジャーさんにネームテープと階級章のベルクロを縫い付けて頂きました。
と言ってもこれを入手した時はネームテープを剥がした跡みたいなのがあったので、その跡の上にまたネームテープを縫い付けてもらうということだったんですが。
ヘタレンジャーさんにはベルクロの色からサイズまで調べていただいて非常に丁寧な縫い付けをして下さいました。この場を借りてお礼申し上げます。

タグです。 い  つ  も  の  SM  R 。自分的にはXSでもいいくらいなんですが、流石にそのサイズは中々放出されないので…。
ACのタグ見たことないんですが、G3のタグはプリントで非常に綺麗。あとタグが巻かない。首にチクチクするのは煩わしいですからね。

襟を立てるとこうなります。ただミリフォト見ていると襟を立てている場面ってほとんどない気がします。
前を留めるのはボタンですが、一番上だけボタンが露出します。他は全部隠れる構造です。



面白い構造なのがこの襟を留めるベルクロの部分。使わないときはこうやって折りたためるようになっています。
これのおかげで襟を開いたときにベルクロの部分がヒラヒラしないで済みます。

背面はこんな感じ。特に言うことはないです。

次はパンツ!こちらはサイズがなかったので直接Cryeに発注。フィールドパンツの放出って中々見ないですよね。
どうでもいいんですけど、イギリスでパンツって言うと下着のほうになるらしいです。

普通に二―パッドを入れるところがないG3って感じです。すその部分はPCUのパンツみたいに絞るためのコードがあります。

社会の窓はジッパーと上にボタン。このボタンもシャツと一緒で前に露出しないようになっているんですが、留めにくいことこの上ない。
普通にコンパンと一緒でベルクロ留めで良い気がするんですがね。

一応こんな感じで膝のところに何かインサートできるポケットはあるんですが、どう考えてもG3二―パッド用じゃない。いったい何を入れるためのものなんだ…?

パンツのロゴ入りテープは左足の後ろポケットにありました。G3シリーズは必ず入っているみたいです。

タグは左尻ポケットの裏地にプリントされています。ええ、サイズを見て分かる通り自分のウェストはクソ細いです。ガタイ良くしなきゃ(使命感)。

ちょっとボケていますが後ろ。とにかくポケットが多い。
コンパンも多かったですが、フィールドは日常でも使えなくはなさそうなので、ポケットが多いと便利です。まあ日常で使うなら色を単色のものにすると思いますが。

以下使用例。

10th SFG。マリタイムを黒に塗装していてかっこいいです。
ところで雪積もってるレベルなんすけど、フィールドシャツ程度で寒くないんですかね。

75レンジャー。犬背負っているのでK9だと思います。下はACのコンバットパンツ。

同じくレンジャー。左のマークスマンらしき人がG3フィールドシャツです。
この人が持っている銃ってM110ですかね。スナイパー系には詳しくないので自信ないです。

PJ!!AFSOCのPJじゃなくてアフガンに派遣されているRQSのPJです。
AVSにイーグルのポーチマシマシだとレンジャーと見間違えます。

17th STS。AFSOC隷下の部隊での式典での使用例は結構あります。みんなACかG3のフィールドです。空軍は金持ち。

着た感じは官給のBDUとそんな変わりません。素材的に言えば官給の方が色々混ぜているので高価な感じもしますが、向こうは桁違いの大量生産ですらね。
G3はナイロンコットン50/50です。コンバットシャツのほうはトルソー部分がFRですが、フィールドの方は特に何も書いていません。

これに関して正直言ってしまえば自己満足ですね。普通に戦闘や訓練ではコンシャツコンパンが使われていますし、正装は官給BDUでも事足ります。というか陸軍とかは官給BDUがほとんどです。
ただまあ官給はつまらない、一味違ったBDUが欲しいとなった人にはお勧めです。アークテリクスやTRU-SPECより断然使用例があります。
フィールドシャツはヤフオクとかでもそこそこの値段で売っていますので是非。
  


Posted by POPE at 16:16Comments(0)装備紹介

2017年10月13日

Assaulters Challenge

ここ最近気温が読めないですね。体が壊れそうです。

さて、陸軍特殊のメッカと言えばフォートブラッグですが、そこに本部を置いているのが3rd SFGです。
その3rd SFGが9月に都市戦闘訓練を行ったようです。詳細はこちら

この中に何枚か気になるミリフォトがあったので紹介させていただきます。



ファーストロープ降下の訓練を行う隊員です。
一瞬ヘルメットが黒に見えましたが、TANのマリタイムに黒いテープを貼っているだけのようです。何のためだろう?
キャリアはJPC。TYRのバックパネルを付けています。
腰にも色々吊るしていますね、ダンプポーチも恐らくTYRでしょう。コールサインは数字が読めませんが「CD◯」。ほう、Cか…。


鉄格子を焼き切っている隊員です。
右の隊員はPatagoniaのフィールドシャツにAVS。AVSハーネスを使っていない軽量仕様。ヘルメットカバーはメッシュな感じがしないのでたぶんTYR製だと思います。
後ろにはブリーチ用のアックスをTYRのポーチに入れています。ダンプポーチはATSですかね。
右腰にはこれまたブリーチ用のショットガン。なんか扉絶対突破するマンって装備です。
左の隊員はヤベエのいじっていますが、それ以外は普通な装備です。ただ一点、NVGマウントがノロトスのやつですね、L2G24が多い中珍しい。
(盛大に嘘つきました。よく見るとARCレイルがACHのARCレイルです。つまりマリタイムじゃありません、MICH2001です。これにマウントがノロトスだということを鑑みると、この人CIFではなくアタッチのスペシャリストだと思います。)
さすがにバックパックは特定できません。ただ前にコードが伸びていることから、トーチツールの燃料が入っているんでしょう。


ピストル射撃中。ターゲットがトランプカードって…。グロックにドットサイトを装着しています、初めて見ました。
背中はまたTYRかと思ったらCryeのMolle ZIP on Panelでした、残念ながら生産終了モデルです。
モールベルトはAVSのロープロファイル。背中のポーチはMAXPEDITIONのFR-1というメディカルポーチです。


ドアブリーチングの最中です。右にいる隊員はG3です。G3ですよ!!
手前の隊員はさっきと同じトーチツールを背負っています。銃はM4ですがレイルは恐らくTROY、M-LOKバージョンです。オプティクスもエイムポイントのような気がします。
腰にショットガン。ベルトはTYRのガンファイターです。
その奥にいる隊員は背中にでっかいエンジンカッターを背負っています。こちらもショットガンを装備。
これは余談なんですけど、ショットガンブリーチって結構難しいみたいで、陸軍と海兵隊が訓練している動画を見るとなかなか破壊できてない様子が確認できます。鍵とか蝶番とかうまく吹っ飛ばすのにはそれなりの技術が必要なんでしょう。
それと皆さんコールサインがCで始まりますね…。


構図がとても良い。是非真似したいですね。
右の隊員はG3にAVS。背中はEAGLEのV2ユーティリティその他よくわからんポーチが2つ。
腰のガンファイターベルトにはTYRのメディカルポーチ。カッタウェイの方はよく見ますが、このタイプは初めて見ました。
ヘルメットカバーはオプスコア製、これでレンジャーと見分けがつかなくなってきます。
VTACのスリングに、またまたショットガン装備。ブリーチャー欲しくなってきたな。
左の隊員は斧2つも装備しているんですが…たまげたなあ。プレキャリがAVSじゃなくてPICOのような気がします。PICOの現物を見たことないのでイマイチ想像がつきません。



以上です。CQB訓練でコールサインがCから始まっていることもありCIFじゃないかなと思っています。安直な発想ですが。
それにしても圧倒的ショットガン率。今までブリーチ用のショットガンなんてチームに1つくらいかと思っていましたが、案外想定される状況によって変わるのかもしれませんね。
うーん、斧が欲しくなってきた。

あと3rdはG3着用者が多いみたいで気に入りました、10thはほぼPatagoniaですから。
G3推しの自分としてはこの調子でG3派を増やしていってもらいたいところです。それでは。
  


Posted by POPE at 21:27Comments(0)ミリフォト

2017年10月07日

Patagonia PCU Level5 Block2

前回の記事で言及した新しいもの、それがこちらです。

Patagonia Level9 Extended Next To Skin Shirtです。使用例たくさんの旧型の方です。
旧型と言っても、どうも肩ベルクロがマルチカムじゃない最初期のものもあるらしいですが、まあ自分はそこを気にせず、ざっくり旧型、新型で分けようと思います。
ネットの海に転がっていたのを運よく見つけることができました。

しかもこれ、サイズがスモールレギュラーなんですよ!もう言うことなしですね。完璧です。一生大事にしていきます!

トルソーの色が違うこと以外前回と全く一緒なので、レビューは省きます。今回はこれでおしまい!














嘘です。タイトルにもあるように、今回の主役はこちら。

Patagonia PCU Level5 Block2です。最近よく陸特の人たちが着ているレア物です。
PCUと言えばORCやPatagoniaが製造しているあの灰色のやつが有名ですが、ここ3年くらいでマルチカムやAORの色の新型PCUが増え始めました。コンシャツやBDUが新しいものに切り替わっていくのと同様、PCUも世代交代です。
今回手に入れたのはその最新のPCU、Patagonia製PCU Level5のBlock2です。

今まで自分も本職の人たちが使っているの以外見たことがなかったので、これを見つけたときは震える手で購入ボタンを押しました。

では詳細を見ていきましょう。

このPCUの大きな特徴とも言えるのがこの肩部分です。
Patagoniaお得意のマルチカムに染められたベルクロですが、L9コンシャツやブラウスのものとは違って正方形に近い形をしています。
そしてその横にはジッパー付きの肩ポケット。この肩の部分が他のコンバットアパレルと見分ける際の最大の違いです。

正面のお腹の部分にはポケットが2つ。いずれも中はこんな感じでメッシュみたいになっています(語彙力ゥ…)。
まあハンドウォーマーほどの効果はないと思いますが、冷たい風から手を守るくらいのことはできそうです。

袖口はゴムとベルクロの2本立て。ここのベルクロもコンシャツと同じくマルチカムです。
後述しますがこの袖口ベルクロはPCUを見分けるポイントにもなります。

襟の部分です。高さはコンシャツより高く、CryeのG3と同じくらいですかね。
ジッパーはタブ付きでIDEAL製。止水ジッパーではなさそう?
ジッパーの基部が首筋にあたらないようカバーが付いている点もコンシャツと同じです。
今までのPCU Level5にあったフードはなくなったようです。ミリフォトみてもフード使っている例なんてほとんど見ませんでしたし、いらないと判断されたんでしょうね。

首の後ろにはしっかりとPatagoniaのロゴが。
残念ながらタブは切り取られていましたが、サイズはミディアムレギュラー。上に着るPCUとしてはちょうどいい大きさです。

裏はこんな感じ。ぱっと見普通のBDUと変わりません。

中はこのようになっております。茶色いメッシュの部分はお腹ポケットの裏地です。

着た感想ですが思ったより薄く作られています。Level5ですから下にLevel3や2などを着ていることが前提なのでしょう。

ただ薄くても作りがしっかりしていることは確かです。
ここ最近寒いせいでTシャツ一枚の上にこれを着てベランダに出たりしてみましたが、風はしっかり防いでくれました。
外側の手触りは、なんていうんでしょう…レインコートみたいなシャカシャカした感じですね。

タグがないお陰で素材とか全く分かりません。
でもご覧のように水が浮いているので、耐水性はあるようです。
これ水を垂らしてから結構時間が経っていますが、生地に染み込むことはありませんでした。

何分PCUというものを初めて手に入れたので、他のPCUとの比較とかできないんですよね。
もっとアウターウェアを増やさねば!

以下使用例。

2016年にドイツで行われた訓練です。10th SFGです。
正方形の肩ベルクロに、ベルクロで止める袖口と、ばっちりPCU Block2だということが分かります。

こちらも同じ訓練での写真。袖口がゴムとベルクロ、そして右のほうにかすかに見えるベルクロが正方形です。

こんな感じでBlock2 Level5は去年から見られるようになってきました。


問題はこちらの写真です。
2014年の10thの訓練なのですが、この隊員も正方形のベルクロが肩にある暖かそうな服を着ています。
ですがよく見ると、どうもLevel5の薄い生地ではなく、もっともこもこしているダウンジャケットのような感じがしませんか?
もちろんこの隊員のガタイが良すぎて腕の部分が太く見えるということもあるかもしれませんが、それにしても下のすそ部分とか厚い気がします。

こちらの隊員も同じです。なんか生地そのものが違うような…?
さらにこちらは決定的な証拠として言えるのが、袖口の部分にベルクロがないんですよ。

これはもう別物だろうと思って色々調べました。
そしたらどうもBlock2のPCUはLevel3aとLevel3bが加わったらしいです。詳細はこちら

3a、3bどちらも重ね着前提ではなく、防寒着としてはそれ一枚だけで完結するような設計になっているそうです。

Level3aはポーラテックアルファを使ったフリースジャケット。

そしてLevel3bは完全に新しいレベルのジャケットで、プリマロフトを使ったジャケットみたいです。
この3b、どうもゴアテックス素材も組み込まれているようで、耐水性があります。
今までのPCUをLevel3からLevel6まで一つにまとめたジャケットになっている感じですかね。

説明が長くなりました。
結論から言うと2014年のこの隊員たちが着ているのはPCU Block2のLevel3bではないかと思うのです。
ダウンジャケットのような厚みに、今までLevel5しかなかった肩ベルクロも、3から6までひとまとめにしたのなら付いている理由も納得できます。

そしてそれを裏付けるかのように、ebayにLevel3bの放出がありました。
サイズが大きすぎて買ってはいないのですが、写真を見たところLevel5と同じく肩にベルクロとジッパー付きのポケットがありました。
袖口もベルクロがありません。ビンゴです。
まだ出品されているので気になる方は検索してみてください。めっちゃあったかそうです。


ということで後半は完全に考察記事になってしまいましたが、今回はこれで終わりです。
これから冬に向かうにつれて寒くなっていきますからね、防寒着を手に入れることができて良かったです。まあ外出しないんですが。

  


Posted by POPE at 16:56Comments(0)装備紹介